ユペール×クロエ、世代を超えた“至宝”が初共演!
アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』、第68回ベルリン映画祭コンペティション部門に選出された『エヴァ』など、近年、女優として最高の輝きを放っている“フランスの至宝”イザベル・ユペール。その新たな主演作は、またしても予想の斜め上を行く強烈なインパクトを放つ。

都会の片隅にひっそりと孤独に暮らす、どこか薄幸なムードを漂わせる未亡人グレタ。次第に明らかになる彼女の素顔に、だれもが目を疑い、味わったことのない衝撃と興奮を体験することになる…。
一方、ユペールとのW主演を任されたのは、ハリウッド若手スターの中で人気・実績ともにトップを走り続けるクロエ・グレース・モレッツ。グレタに忘れ物のバッグを届けたことから出会い、彼女に亡き母への愛情を重ねる純真なフランシス役で、得体の知れないグレタの行動に巻き込まれる恐怖を切ないほどの名演で体現する。

そのほか、『イット・フォローズ』『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』のマイカ・モンローがフランシスの親友で彼女とともに事件に巻き込まれるエリカ役、ニール・ジョーダン監督作品ではお馴染みの名優スティーヴン・レイなど、個性的な共演陣がそろった。
監督・脚本のニール・ジョーダンは、『クライング・ゲーム』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ビザンチウム』など数々の野心作を撮り続けてきた異才。本作では『危険な情事』や『ミザリー』など80~90年代の名作スリラーを連想させる、強烈かつ、予想不能のストーリーと大胆な演出で見る者を引き込んでいく。
クロエ、“ガムみたいにくっついて離れない”恐怖に震える…
予告編では、フランシスが地下鉄に置き忘れられたバッグをたまたま見つけ、持ち主であるグレタの家まで届けたことをきっかけに、お互いの孤独を埋めるかのように親交を深めていくふたりの姿を、爽快感あふれるタッチで描いていく。ところが、フランシスがグレタの家の戸棚を開くと、自分が届けたバッグと全く同じバッグが大量に並べられ、そこには届け主の名前が記されていた――。
そして映像の後半は一転、グレタがピアノで奏でるフレデリック・ショパンの「ワルツ第6番(通称:子犬のワルツ)」が恐ろしい調べと化し、日に日にエスカレートしていくグレタによる付きまといや奇行とそれに怯えるフランシスという、全く想像だにしない展開へと発展していく。フランシスは、“ガムみたいにくっついて離れない”グレタから逃げ切ることはできるのか? 次第に明らかになるグレタの秘密とは…?
日本版ビジュアルは、恐ろしさ極まりない“無表情”で佇むグレタと、恐怖ゆえ目を見開くフランシスを捉えたものとなっている。

『グレタ GRETA』は11月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。