物語の舞台は1995年。上京したばかりのシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)とフカミ(長谷川大)に声をかけられ彼らの自主映画制作に参加。ジェイたちの知人である妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演を依頼する。彼女たちは高校時代、憧れであったクラスメイトが交通事故で急逝するという衝撃的な事件から未だ逃れられずにいた。
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引きこもりとなっていた美津子に村田(椎名桔平)から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。やがて村田は、美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める…。
今回到着した映像では、写真に赤でバツ印が書かれたアルバムが映し出されスタート。とある女子校の卒業アルバムを元に、結婚詐欺の標的を探す村田が美津子と繋がる、事件の発端の場面。
続いて真っ赤なスポーツカーに真っ白なスーツで現れた村田が、出会った瞬間にプロポーズする怪しすぎるシーンが収められている。普通ならば絶対に騙されないであろうシチュエーションだが、奇想天外な嘘ほど人は信じてしまうのか、美津子はこの後、村田に心も体も支配されていく…。
併せて、血糊が飛び散る撮影現場シーンを切り取ったティザーキーアートも到着。これは『愛なき森で叫べ』の撮影シーンなのか、シンたちが撮る村田を主人公にした映画なのか、虚構と現実が入り混じるデザインだ。
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なお、本作は「シッチェス・カタロニア国際映画祭2019」のニュー・ビジョンズ部門へ正式出品が決定。ワールドプレミアとして上映される。
Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』は10月11日(金)Netflixにて全世界配信予定。