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3D・ワンシークエンスの詩的映像体験へ!中国発『ロングデイズ・ジャーニー』公開決定

後半60分に展開される3D・ワンシークエンスショット映像が見どころの中国アート系映画『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』が、2020年2月28日(金)より公開決定。

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『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』 (C)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms
『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』 (C)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms 全 3 枚
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中国では1日で41億円の大ヒットを記録、アメリカでも現在まで20週を超えて続映され、今年公開の中国映画としては異例のロングランヒットとなっている『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』が、2020年2月28日(金)より公開決定。後半60分に展開される3D・ワンシークエンスショット映像が話題となっている。

2015年の長編映画『凱里ブルース』で彗星の如く現れた、中国の若き鬼才ビー・ガン監督の第2作目となる本作。2018年のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」で初上映された後、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭、ニューヨーク映画祭など、世界の名だたる映画祭で絶賛され、中華圏映画のアカデミー賞とされる金馬奨でも撮影・音楽・音響の3部門を受賞。

ビー・ガン監督『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』 (C)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms
ウォン・カーウァイの『欲望の翼』、アンドレイ・タルコフスキーの『ストーカー』、デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』、アルフレッド・ヒッチコックの『めまい』などの映画作家とその作品との共通点を指摘する批評家が続出し、中国新時代の潮流の中にあって、その旗手的な存在として大きな注目を集めている。本国では名匠ジャ・ジャンクー監督『帰れない二人』の10億円を遥かに凌ぐ41億円のヒットとなった。

本作の見どころは、何と言っても後半部分に仕掛けられた、映画史上初ともいえる“上映の途中から展開される3Dのワンシークエンスショット”という演出。物語の中盤で劇中の主人公が映画館に入り、現実と記憶と夢が交錯する世界に入ると同時に、観客も3Dメガネを装着しそれを追体験できる。ビー・ガン監督独自の詩的で美しい映像表現と深く結びつき、これまでの3D映画では味わえなかった、未知の映像体験と世界観が広がる。

『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』 (C)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms
自分の過去を辿り迷宮の世界を彷徨う主人公の男を演じるのは、『長恨歌』のファン・ジエ。主人公を翻弄する運命の女を演じるのは『ラスト、コーション』のタン・ウェイ。また、キーパーソンとなる2人の女性をシルヴィア・チャンが演じるなど、中華圏を代表する豪華なキャスティングも見逃せない。

『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』 (C)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms
なお、本作に合わせ、これまで未公開だったビー・ガン監督の長編デビュー作『凱里ブルース』も2020年4月よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開が決定している。新旧2作品の公開を記念して、“Begun, Bi Gan”と題した動画も公開されている。


『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』は2020年2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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