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同級生たちにいじめられ孤独を抱える少年オスカーにおとずれる初恋を描く本作は、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称されるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説「MORSE -モールス-」を原作者自ら脚色し、スウェーデンで映画化された。その後、米国でのリメイク版も製作され、英国では舞台化も遂げている。
『ボーダー 二つの世界』のアリ・アッバシ監督もこの映画から大きな影響を受けたそうで、「『ぼくのエリ 200歳の少女』は、映画が何か新しいものを発明したと言える作品だ」と手放しで絶賛。『ボーダー』に至るスウェーデン映画製作の誘いに対して、彼はリンドクヴィスト原作の映画化以外の企画はやりたくないと答えたほどだったという。
2008年トライベッカ国際映画祭グランプリなど世界各国で60もの賞を獲得、Rotten Tomatoesでも満足度98%を誇り、日本にも多くの熱狂的なファンを持つ名作中の名作といえる本作。マスコミ試写で『ボーダー』を観たライターたちからは『ぼくのエリ』との類似点を挙げる声も多く、『ボーダー』公開前の予習としても見逃せない。
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『ぼくのエリ 200歳の少女』は10月4日(金)から10日(木)までヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。
『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。