【MOVIEブログ】 国民的映画からドキュメンタリーまで
昨日、日本外国特派員協会と渋谷のLOFT9 Shibuyaでイベントを行いました。
最新ニュース
スクープ
-
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』限定アイテム発売 期間限定イベント「レトロ・サピエンス PART2」
-
【MOVIEブログ】ここ数年のべスト
-
≪配信開始≫チュ・ジフン×ハン・ヒョジュ豪華初共演「支配種」は世界必見のノンストップ・サスペンス【PR】
拡大写真
昨日、日本外国特派員協会と渋谷のLOFT9 Shibuyaでイベントを行いました。
日本外国特派員協会というのは日本駐在の海外媒体の記者の方々の記者クラブで、ここにオープニング作品『男はつらいよ お帰り 寅さん』の山田洋次監督にお越し頂きました。
88歳というお年でありながら本当に矍鑠としていて映画監督~というオーラがありました。記者の方からの質問も受け付けてもらったのですが、やはり海外媒体ということで面白い質問が多々ありました。中でも印象的だったのは、フランスから今回の寅さんを観るためだけに2泊という強行スケジュールでやってきたという記者からの質問で、「『男はつらいよ』シリーズでは良く列車や駅が出てくるがそれはなぜか?」というものでした。僕も大学時代に全作見ていたのですが、確かに寅さんの移動は基本列車なんですよね。この質問に対しての山田監督の答えも面白かったです。「寅は列車で時間をかけて移動するのが好きなんです。新幹線には乗らない。目的地に早く着くことなんて寅にとっては意味がなくて、なんで早く着いちまうのにそれに余計な金を払わなくちゃならねぇんだと。だから寅は新幹線には乗らない」。寅さんの声が聞こえるようでした。確かに寅さんならきっとそう言ってることでしょう。大学時代にシリーズ全作見た記憶が温かく蘇りました。
その後2つ目のイベントへ。
もちろん移動は電車で。
渋谷のLOFT9 Shibuyaでの今回の東京国際映画祭のプレビューショー。プログラマーの矢田部先輩や石坂先生が今年のラインナップを大いに語るというもので、実は内部スタッフ向けには一度ラインナップの説明は行われていたのですが、ファンの方々も交えてより熱く、よりディープに語ってもらえたので、ますます見たくなりました。集まったファンの方々が出来たばかりのガイドを教科書のように読みながら矢田部さん達の話を熱心に聞いている様子は大学の講義のようで、本当にありがたい光景でした。しかし、9日間で170本、いったい何本観られることやら。観たいのがあり過ぎてたまらんです。矢田部先輩も言っていましたが、日本のインディーズ映画のチャレンジングな作品を紹介する「日本映画スプラッシュ」部門で、『i -新聞記者ドキュメント-』の森達也監督と『れいわ一揆』の原一男監督という日本のドキュメンタリー界の両雄の新作の共演が観られるというのはこれもたまらんものがあります。
国民的映画からドキュメンタリーまで、これぞ映画祭というものです。
楽しみっす。
【2019.10.4】
日本外国特派員協会というのは日本駐在の海外媒体の記者の方々の記者クラブで、ここにオープニング作品『男はつらいよ お帰り 寅さん』の山田洋次監督にお越し頂きました。
88歳というお年でありながら本当に矍鑠としていて映画監督~というオーラがありました。記者の方からの質問も受け付けてもらったのですが、やはり海外媒体ということで面白い質問が多々ありました。中でも印象的だったのは、フランスから今回の寅さんを観るためだけに2泊という強行スケジュールでやってきたという記者からの質問で、「『男はつらいよ』シリーズでは良く列車や駅が出てくるがそれはなぜか?」というものでした。僕も大学時代に全作見ていたのですが、確かに寅さんの移動は基本列車なんですよね。この質問に対しての山田監督の答えも面白かったです。「寅は列車で時間をかけて移動するのが好きなんです。新幹線には乗らない。目的地に早く着くことなんて寅にとっては意味がなくて、なんで早く着いちまうのにそれに余計な金を払わなくちゃならねぇんだと。だから寅は新幹線には乗らない」。寅さんの声が聞こえるようでした。確かに寅さんならきっとそう言ってることでしょう。大学時代にシリーズ全作見た記憶が温かく蘇りました。
その後2つ目のイベントへ。
もちろん移動は電車で。
渋谷のLOFT9 Shibuyaでの今回の東京国際映画祭のプレビューショー。プログラマーの矢田部先輩や石坂先生が今年のラインナップを大いに語るというもので、実は内部スタッフ向けには一度ラインナップの説明は行われていたのですが、ファンの方々も交えてより熱く、よりディープに語ってもらえたので、ますます見たくなりました。集まったファンの方々が出来たばかりのガイドを教科書のように読みながら矢田部さん達の話を熱心に聞いている様子は大学の講義のようで、本当にありがたい光景でした。しかし、9日間で170本、いったい何本観られることやら。観たいのがあり過ぎてたまらんです。矢田部先輩も言っていましたが、日本のインディーズ映画のチャレンジングな作品を紹介する「日本映画スプラッシュ」部門で、『i -新聞記者ドキュメント-』の森達也監督と『れいわ一揆』の原一男監督という日本のドキュメンタリー界の両雄の新作の共演が観られるというのはこれもたまらんものがあります。
国民的映画からドキュメンタリーまで、これぞ映画祭というものです。
楽しみっす。
【2019.10.4】
特集
関連記事
この記事の写真
/