俳優人生の第二章がスタート
俳優・鈴木亮平にとっての“ひとよ”を聞くと、「いっぱいありますけど、やっぱり最初に決まった映画のオーディションかな」と述懐。2007年、森田芳光監督の『椿三十郎』が映画デビュー作だ。
「若侍7人ほどを選ぶオーディションで。何百人と集まった中から、だんだん落とされていくんです。『コーラスライン』方式ですよね。ドキドキするし、いつ終わるかも分からないし。開始から5時間半後、“君たちに決定しました”と言われた瞬間のことはずっと忘れられません。嬉しかったです」。
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そして、“ひとよ”を積み重ねた現在、「いままでやってきたものを一旦忘れ、また一からいろんなものを積み上げたい」と明かす。
「舞台も映像も関係なく、なんでもやっていきたい気持ち。大河ドラマが終わって、その後に映画を2本ほど撮って。ふと感じたのが、『西郷どん』は俳優人生の第一章を締めくくる作品だったということ。それくらい、強烈だったんです。そう気づいたとき、“第二章はもう始まってる!”となって。がむしゃらに、リスタートする気持ちで、恐れずにやっていく時期が来たなと思いました」。
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第二章はどんなテーマで? と聞くと、「それを決めちゃうとね。がむしゃらじゃなくなるので」。では、「第二章はどうでしたか?」といつごろ聞けばいい? と確認してみると、「なるほど! そうきましたか」と笑顔を見せる。
「う~ん、50歳くらい…かな? 14年後になりますね。先は長いなあ…。でも、お芝居を始めてからで数えると、第一章もそれくらいの長さでしたし。本当に、聞きに来てくださいね(笑)」。