フェミニズム文学の新たな旗手で、気鋭のイギリス人女性作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作に出会ったレイチェル・ワイズが、プロデューサーとして企画段階から携わった渾身作。第86回アカデミー賞外国語映画賞のチリ代表に選出された『グロリアの青春』、続く『ナチュラルウーマン』で同外国語映画賞を獲得したセバスティアン・レリオ監督の才能に惚れ込み、メガホンを託した。
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主演も、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞受賞、昨年は『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・ワイズ。
そして『きみに読む物語』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』など話題作に出演、『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートのレイチェル・マクアダムス。実力派のWレイチェルが同性カップルとなり、繊細かつ大胆な演技を見せる。
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解禁された予告編では、父と信仰を捨てて故郷を去り、カメラマンとして自立して生きるロニート(ワイズ)と、故郷に残りユダヤの掟に従って生きるエスティ(マクアダムス)が、ユダヤ教指導者“ラビ”であるロニートの父の死をきっかけに再会する。
この運命的な再会により、封印していた熱い想いが溢れる2人が信仰と愛の間で葛藤する姿が胸に迫る。
ビジュアルでは、いまにも唇が重なりそうなロニートとエスティのロマンチックな2ショットが描かれているが、「父なる信仰、赦されざる愛。」というキャッチコピーにあるように2人が育った厳格なユダヤ・コミュニティの中では決して赦されることのない関係を示している。

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』は2020年2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。