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累計発行部数500万部を超える司馬遼太郎による同名小説を、『関ヶ原』『日本のいちばん長い日』、さらに『検察側の罪人』も記憶に新しい原田眞人監督が映画化する本作。

新選組・副長である剣豪・土方歳三を岡田さんが演じ、土方と運命的な恋に落ちるお雪に柴咲コウ。新選組局長・近藤勇に鈴木亮平、新選組の天才剣士・沖田総司に山田涼介、土方や近藤と対立する新選組初代筆頭局長・芹沢鴨に伊藤英明が出演。
さらに、会津藩主で、京都守護職に命ぜられ新選組を預かることとなる松平容保を演じるのは、歌舞伎界のニュープリンスとして熱い注目を集める尾上右近。満を持して映画初出演を果たし、その存在感で、激動の幕末に翻弄される若き大名を堂々と演じる。
右近さんは、「初めての映画出演作品がこの『燃えよ剣』であったことを光栄に、そして誇りに思います。緊張感がピンと張り詰めた現場へ入るたび、静かな感動と興奮が沢山ありました」とコメント。「自分のルーツを重んじ、『受け継ぐ』責任を担う容保公の姿には、伝統芸能の世界に身を置く自分として共感できるところがありました」と明かす。
また、徳川幕府15代将軍・一橋慶喜には、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ数々の映画・ドラマに出演し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」での好演も話題となった山田裕貴。原田監督からの「今までにない慶喜を」という強いリクエストに応え、江戸幕府終焉の象徴ともなった新たな慶喜像を作り上げる。
一方、山田さんは「“今までにない”とかそういう言葉に弱いので、だいぶ燃えました」と告白。「時代劇の経験はほとんどなかったので不安もありました」としながらも、「集中力をフルに使い、良い緊張感の中で、『こんな慶喜は絶対嫌だなぁ』という人物に仕上げられたと思います」と手応えを覗かせている。
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土方・近藤・沖田と共に歴戦の数々を戦い、幕末を駆け抜けた新選組の隊士、井上源三郎にたかお鷹、山南敬助に安井順平、永倉新八に谷田歩、斎藤一に松下洸平、藤堂平助には金田哲(はんにゃ)、山崎烝には村本大輔(ウーマンラッシュアワー)が決定。それぞれの新たな魅力を披露する。
そして、時の最大権力者である孝明帝には、坂東巳之助。新選組の前身を率い土方らと袂を分かつことになる清河八郎には高嶋政宏。さらに、土方に名刀・兼定を譲り渡す古物商・丸十店主を柄本明、土方の学問の師である在村医・本田覚庵を市村正親という豪華な顔ぶれが実現した。

『燃えよ剣』は2020年、全国にて公開。