ベルリン映画祭最優秀男優賞&女優賞W受賞、とある夫婦描く『在りし日の歌』公開
第69回ベルリン国際映画祭 最優秀男優賞&女優賞W受賞に輝いた「SO LONG, MY SON」(英題)が、『在りし日の歌』の邦題で日本公開が決定した。
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
ヤオジュンとリーユン夫婦は、中国の地方都市で幸せに暮らしていた。一人息子シンシンが川辺で溺れて亡くなるまでは…。悲しみに暮れるふたりは、住み慣れた故郷を捨て、心許せる仲間とも距離を置き、誰も自分たちのことを知らない町へと移り住む。そして、歳月は流れ――。
本作は、『北京の自転車』(’00)、『我らが愛にゆれる時』(’08)で2度のベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた中国第六世代の名匠ワン・シャオシュアイ監督の最新作。
改革開放後、一人っ子政策が進む1980年代、経済成長を遂げてきた1990年代、そして2000年代と、喜びと悲しみ、出会いと別れを繰り返し、それでも共に生きていく夫婦の30年に及ぶ壮大な人間ドラマを丁寧に撮り上げた。
キャストには、主人公ヤオジュン役を『薄氷の殺人』のワン・ジンチュン。ヤオジュンの妻・リーユン役を『黒衣の刺客』のヨン・メイ。2人は本作で第69回ベルリン国際映画祭最優秀男優賞と女優賞をW受賞するという快挙を成し遂げた。
見た目だけでなく、年齢を重ねていくにつれ現れる内面的な変化までをも繊細に演じきった2人。海外メディアは「観終えた後、彼ら夫婦と長年を共に過ごしたかのような親密な気持ちになる。心に寄り添う素晴らしい演技力!」(The Guardian)、「美しい映像と音楽、緻密な脚本、そして役者たちが織り成す、見事なアンサンブルだ!」(EMPIRE)と本作を絶賛している。
『在りし日の歌』は2020年4月、角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開予定。
《シネマカフェ編集部》
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