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本作を執筆するのに、初稿から完成稿まで5年の時間をかけたドラン。その間に、ドランは『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』と、世界的評価を得た3作品を世に送り出した。そして満を持して挑んだ本作について、彼は「本作では2組の“母と息子”を描きました。母と息子、それは僕がこれまで描いてきたテーマの一つですが、集大成だと思っています」と語る。
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物語は、あるTVスターとひとりの少年の“秘密の文通”を描く。やがて、謎の死を遂げるスター。そして10年後に、2人の間でやりとりされていた“秘密の文通”により、スターの謎の死の真相が明らかになっていく。
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その内容についてドランは、「この映画には、僕の経験や見聞きしたことがたくさん詰まっています。8歳の頃、僕は『タイタニック』に出ていたレオナルド・ディカプリオに夢中でした。そして大好きな彼に手紙を書きました。それがこの物語をつくるきっかけになっています」と、“当時憧れだったスター”ディカプリオに宛てた手紙が基となった物語であること、そして『ルーム』『ドクター・スリープ』のジェイコブ・トレンブレイが演じるルパート少年が自分の体験に基づくモデルであることを明かした。
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さらに、12月13日(金)より劇場限定で上映される予告編が、オンラインなどですでに公開されているものとは異なるものであることが判明。劇中のテーマ曲である「ザ・ヴァーヴ」の「Bitter Sweet Symphony」(1997)が全篇において使用される予告は、劇場でしかお目にかかれない貴重な限定版。最近では人気番組「テラスハウス」のテーマ曲としても知られる「Bitter Sweet Symphony」が、ドランによってどのように使われているのかにも注目。
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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は2020年3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。