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2010年8月に日本公開された『ヒックとドラゴン』で、バイキング一族の少年ヒックが伝説のドラゴン、ナイト・フューリー“トゥース”を助けたことにより、争いをやめ共存する道をみつけた人間とドラゴンたち。その後、バイキングの長に成長したヒックと相棒トゥースたちが暮らすバーク島は、急激な人口&ドラゴン増加で定員オーバーに! ヒックとトゥースとその仲間たちは新たな聖地を求めて旅立つことになる。
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今回到着したのは、ヒックの亡き父・ストイックの親友で、ヒックの成長を見守るゲップとのシーン。いままで互いに相容れぬ存在であったバイキングとドラゴンが共存することができたバーク島の夢について語るヒックに、ゲップは「(それは)お前の夢だ、わしはもっとゆったりと暮らしたい。お前らはわしらを未来へ導く世代だったんじゃないのか? 今はよその問題なんか放っておいて目の前にある問題を何とかしてくれ」と語り始める。
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ヒックは「わかったわかった、考える」とゲップの言葉を真に受けずに流してしまうが、次の瞬間ゲップは「いいかげん腰据えろ。早く結婚しねえか」と、まるで父親のような口ぶりでお節介な発言を…。いままで食堂で好き放題に騒いでいたタフ、ラフ、スノットといった“ヒクドラ”でお馴染みの仲間たちも、ゲップのひと言を聞いた瞬間静まり返る。
「お前らが長夫婦としてバーフ島を収めるんだ。結婚してやってくれ。お前さんは唯一の常識人だ。尻に敷いてくれりゃ望みが持てる」と間髪入れずにヒックのガールフレンドであるアスティにヒックとの結婚をお願いするも、アスティは「もうよして!すんごい気まずいんだけど」と、その場を立ち去ってしまう…。
シリーズ全作でメガホンを取ったディーン・デュボア監督は、本作のテーマについて“自立と旅立ち”であると明かしており、本編では、ドラゴンの王となったトゥースとバイキングの長となったヒックが成長することによって生じる変化が見どころとなる。それだけでなく、ヒックが弱虫な少年だった頃から彼を知るアスティとの関係も、大人になっていく中で少しずつ変わっていくことが本映像からも想像できるだろう。
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完結編となる本作で描かれる、魅力あふれる個性的なキャラクターたちの成長をスクリーンで確かめてみてほしい。
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。