本作は、トム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、そしてトム・ハーディ主演『ヴェノム』に続くマーベル作品最新作。
主人公モービウスは、マーベル・コミックではスパイダーマンの宿敵として知られる。米コミックス倫理委員会ではコミックにおけるヴァンパイアの登場を長らく規制していたが、1971年出版の「アメイジング・スパイダーマン」で初めてモービウスが登場した。
今作でモービウスを演じるのは、『スーサイド・スクワッド』『ブレードランナー 2049』で知られ、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞、肉体改造をはじめ徹底した役作りを行うジャレッド・レト。予告編映像でも、病に蝕まれ痩せこけた姿とまるで別人のように鍛え上げられた相反する姿を披露しているが…。

さらに、予告編の最後に登場するマイケル・キートン演じる謎の人物とモービウスとの関係も気になるばかり。

そのほかのキャストには、「ザ・クラウン」「ドクター・フー」のマット・スミス、『6アンダーグラウンド』「グッド・オーメンズ」のアドリア・アルホナ、「チェルノブイリ」『コードネーム U.N.C.L.E.』のジャレッド・ハリスらが集結。新たなユニバースがついに始動する!
ヒーローか、ヴィランか? マーベル史上最も哀しき血を持つ男
天才的な頭脳を持つドクター、マイケル・モービウスは、幼い頃から治療の術がない血液の難病を患っていた。その類まれなる才能からノーベル賞という名誉も手にしたモービウスは、ドクターとして多くの命を救いながらも、己の病を治す方法だけはいまだに見つけられない。
時間だけが刻々と過ぎてゆき、忌々しい血液が彼の命を蝕んでいく。やがてモービウスは、コウモリの血清を使い、自らの体の人体実験に手を染めていく。その代償を知らないままに――。
『モービウス』は2020年、全国にて公開(全米公開:7月31日)。