本作でノオミが演じるのは、亡くしたはずの娘を見つけたと思い込み、裕福な一家に巧妙にすり寄っていく母親リジー。彼女と離婚し、息子の単独親権を得ようとする元夫には、実写版『美女と野獣』や『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンス。娘をリジーに奪われそうになる母親には、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」『ザ・プレデター』のイヴォンヌ・ストラホフスキー。
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そして脚本は、アカデミー賞作品賞含む6部門ノミネートの『LION/ライオン ~25年目のただいま~』や、ティモシー・シャラメがゴールデン・グローブ賞にノミネートされた『ビューティフル・ボーイ』のルーク・デイヴィス。緊張感の連続と予想のつかない展開で観る者を引きつけるサイコロジカル・スリラーを生み出した。
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この度解禁された予告編では、精神的に不安定なリジー(ノオミ・ラパス)が、パーティで見かけた失った娘とうり二つの少女ローラに一瞬にして心を奪われ、自分の娘と思い込み暴走していく様子が描かれる。
降りかかる息子の単独親権問題、セラピストとの対談。不安定な毎日に突然訪れた娘とそっくりの少女との出会いが、リジーのスイッチを押してしまう。巧妙にローラの家族にすり寄り、ローラに近づいていく。ついにはローラの母親に「あの子は私の子」と宣言、母性を暴発させた母親同士のバトルの中、「私を止めたいなら殺して!」と狂気の叫びを発するリジー。もう誰も彼女を止められないのか!? やがて待ち受ける驚愕の真実とは…。
併せて解禁となったポスタービジュアルは、それぞれ別の方向を向く3人の主要キャストたちを捉えている。まるで、それぞれが見つめる“真実”が別々の場所にあることを示唆しているよう。不穏な雰囲気を漂わせている。
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『アンストッパブル』は2月7日(金)より新宿シネマカリテほかにて公開。