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『スキャンダル』は「女性のために男性が立ち上がるような映画」監督が明かす

『スキャンダル』のプロデューサーでもあるシャーリーズ・セロンから依頼されたジェイ・ローチ監督と、全米を揺るがせたセクハラスキャンダルをシナリオにしたアカデミー賞脚本家チャールズ・ランドルフのコメントを入手。

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『スキャンダル』LA Special Screening 左からジョン・リスゴー、シャーリーズ・セロン、ジェイ・ローチ、チャールズ・ランドルフ Eric Charbonneau / Courtesy of Lionsgate
『スキャンダル』LA Special Screening 左からジョン・リスゴー、シャーリーズ・セロン、ジェイ・ローチ、チャールズ・ランドルフ Eric Charbonneau / Courtesy of Lionsgate 全 8 枚
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シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華競演で贈る『スキャンダル』。この度、ハリウッドを背負う3大女優による逆転劇を描いた本作で、プロデューサーでもあるシャーリーズから依頼されたジェイ・ローチ監督と、全米を揺るがせたセクハラスキャンダルをシナリオにしたアカデミー賞脚本家チャールズ・ランドルフのコメントをシネマカフェが入手した。

>>『スキャンダル』あらすじ&キャストはこちらから

世界が騒然となった全米最大TV局を揺るがすセクハラ疑惑


『スキャンダル』 (C)Lions Gate Entertainment Inc.
実際に起きたセクハラスキャンダルを描いた本作。この事件を葬ってはならないと決意した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞受賞脚本家チャールズ・ランドルフがシナリオを執筆、シャーリーズがプロデューサーに名乗りを上げ映画化が実現した。

はじめは女性監督を希望していたシャーリーズだったが、脚本を読んだ『トランボ ハリウッドに嫌われた男』のジェイ・ローチと話すうちに、彼がこのテーマをよく理解していると感じ、監督を依頼したという。そんなローチ監督について、「私は彼のおかげで自分の限界を超えることができた。彼を心から信頼しているわ。抜群のセンスの持ち主だと思う。彼の舵取りなら、リスクが伴うようなことでも、不安を感じない」と絶大な信頼を寄せている。

シャーリーズ・セロン『スキャンダル』 (C)Lions Gate Entertainment Inc.
その背景にローチは、この作品について「男性こそが危機を起こしているのに、当人たちがまったく話し合っていない。この映画を試写で見た女性たちは、私もこういう経験をしたと、自分の経験を共有してくれる。その一方で、男性のほうは、まったく知らなかったと口を揃えて言うんだ。だから、新しい扉を開けることができたような気がして、とても嬉しい。もっとも、この映画で描かれる状況について完璧に理解できているという確信は、いまだに持ててはいない。だからこそ、プロデューサーの女性たちや出演者の女性たちの意見に常に耳を傾けるように心がけたつもりだ」と自身の意見を表明。さらに「男性にもっとこの問題について話し合って欲しいと思っている。女性のために男性が立ち上がるような、それを促進させる映画であってほしい」と訴えている。

『スキャンダル』 (C)Lions Gate Entertainment Inc.
また、脚本を務めたランドルフも「セクハラの定義について、そして、実際このようなことが起きた時に人はどういう過程を経るかについて、観た人に考えて欲しいと思った。このように、明らかに違法なハラスメントの例を提示し、そこに物語を限定することで、人間の体験の基準のようなものを設け、国民全員が同意することの難しさを伝えたい」と作品にかける思いを激白。

出演者・スタッフ共に、男性だから、女性だからに関わらず、両者に共通の問題意識を持ち作り上げられた本作は、いまこそ必見といえそうだ。

『スキャンダル』LA Special Screening 左からジョン・リスゴー、シャーリーズ・セロン、ジェイ・ローチ、チャールズ・ランドルフEric Charbonneau / Courtesy of Lionsgate
『スキャンダル』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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