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中山優馬、上白石萌歌の相手役に…舞台「ゲルニカ」勝地涼&キムラ緑子らが出演

上白石萌歌がヒロインを演じる、演出家:栗山民也×劇作家:長田育恵の待望の初顔合わせによる新作舞台「ゲルニカ」。この度、本作の全キャストが発表された。

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PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」
PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」 全 4 枚
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上白石萌歌がヒロインを演じる、演出家:栗山民也×劇作家:長田育恵の待望の初顔合わせによる新作舞台「ゲルニカ」。この度、本作の全キャストが発表された。

栗山さんがスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会って以来20年以上あたためてきた構想を基に、長田さんがゲルニカに生きる人々の人間ドラマにフォーカスして物語を紡ぐ本作。

今回新たに発表されたのは、「劇団☆新感線」の舞台にも出演する中山優馬、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演した勝地涼、元宝塚歌劇団男役トップスターの早霧せいなをはじめ、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、キムラ緑子といったオールキャスト。

上白石さんが演じる、貴族の家に生まれ甘やかな世界を信じていた少女・サラが想いを寄せる相手であり、ドイツ軍のスパイとして暗躍する人民戦線軍の兵士イグナシオを演じるのは、「The Silver Tassie 銀杯」、劇団☆新感線「偽義経冥界歌」などで存在感を発揮している中山さん。

「舞台は一期一会なので栗山さんのディレクションの下、たくさん稽古をし、精一杯努めたいと思います」と本作への意気込みを語った中山さんは、「PARCO劇場のオープニングシリーズ公演という事もあり、さらにグッと気が引き締まる思いです。どんな作品になるのか、どんなイグナシオになるのか、非常に楽しみです。たくさんの方にゲルニカの世界を見ていただけたら光栄です。劇場でお待ちしております」と呼びかける。

また、ゲルニカで生きる人々を取材するカメラマン、クリフ役に、様々な作品でひと癖ある役から振り切った役まで幅広い役どころを自在に魅せる勝地さん、彼と同行する女性特派員記者レイチェル役に、舞台「脳内ポイズンベリー」の上演を控える早霧さん。共に栗山作品初登場となる。

「サイレント・トーキョー」製作発表会見 勝地涼勝地涼
勝地さんは「栗山さんとご一緒できる事、長田さんが書き下ろす戯曲に挑戦できる事、役者として、とても嬉しく思います。ピカソの『ゲルニカ』を題材した作品になりますが、絵に込められたメッセージは、今の日本に伝えるべき大切なことなので、真摯に向き合っていきたいです」と心境を明かし、早霧さんも「誰もが一度見ると忘れられない衝撃の絵画『ゲルニカ』。内戦の実情を伝える記者の役として、今の時代に生きる皆さんにも、あの時の惨劇とそこに生きた人々の想いを誠実にまっすぐに伝えられたらと思います」と語っている。

そして、サラの母・マリア役は、連続テレビ小説「半分、青い。」、『銀魂2 掟は破るためにこそある』などで印象的な役柄を演じた実力派女優のキムラさん。「『ある日を境に運命が変わるということ』たとえば故郷の淡路島に基地ができることを想像する。私たちの海に辺野古のように土砂が注ぎ込まれ、年老いた父母が力の限りデモに参加する。とたんに胸が苦しくなる。他人事ではなくなる。世界のあちこちに広がり続ける苦しみの波を、もう直ぐ自分たちも浴びることになるんだと思わずにして、どうして生きていけるだろう。本当は他人事ではないのだ。いつだって。どこでだって。…と、いうようなことを心にうかべながら、挑みます」とコメントした。

そのほか、人民戦線軍には玉置さん、林田さん、後藤さん。ヒロインの婚約者役に松島さん。ゲルニカの人々が集う食堂の主人に谷川さん。マリアとともに国家を守ろうとするファシズムの役人には栗山作品には欠かせない谷田さん。死者の語り部として「てがみ座」の石村さんが決定した。

PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」

あらすじ


ゲルニカの元領主の娘で何不自由なく生きてきたサラ(上白石萌歌)。しかしスペインでは、台頭してきたファシズムと人民戦線軍が激突し、市民戦争が本格化。サラの婚礼が近づいているある日、突然婚約者が戦争に参加したいと、サラを置いて出て行ってしまった。

サラは街の食堂に出入りするようになり、人民戦線軍の兵士たちや海外特派員の戦場カメラマン・クリフ(勝地 涼)、女性記者レイチェル(早霧せいな)たちと触れ合い、各地で激戦が行われている事実を知る。またそこで、イグナシオ(中山優馬)という一人の兵士と恋仲になってしまう。

しかしイグナシオはドイツ軍のスパイで密かに爆撃工作を進めていた。やがて、サラの妊娠が発覚。そしてそれを知ったサラの母・マリア(キムラ緑子)は激怒し、子どもを堕ろすよう説得する。そんな中、ついに運命の日、ゲルニカ空爆がはじまる…。

PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」は9月、PARCO劇場にて上演予定。※10月以降、京都・新潟・豊橋・北九州ほかでも上演

《シネマカフェ編集部》

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