受験生の息子が病院に担ぎ込まれた。そこに集まった、いまは親世代になったかつての仲間たち7人。親友アニの、受験に失敗した息子を励ますため、悪友たちは「負け犬時代」の奮闘を病室で語り出す。
90年代、インドでもトップクラスのボンベイ工科大学に入学したアニ。しかし振り分けられたのはボロボロの4号寮。気のいい先輩や愉快な仲間はいるが、そこは寮対抗の競技会で万年最下位で、ほかの寮から“負け犬”と呼ばれていた。しかし今年はなんとしても汚名を返上する! そのためには多種の試合に勝てる選手を用意する必要があった。4号寮は実力はないが、知恵とやる気とチーム力であらゆる手段を使い勝ち抜いていくが…。

『ダンガル きっと、つよくなる』で世界興収インド映画No.1を記録したティワーリー監督が描く本作は、インドの工科大学の学生寮を舞台に、笑いと涙、永遠の友情を映し出す物語。主人公たちが大学生活を送った90年代と、親世代になった現代という2つのストーリーが進んでいく。
ティワーリー監督自身、世界屈指の名門校であるインド工科大学ボンベイ校の卒業生で、「これは僕自身の大学生活の物語だ。だから、他の誰にも作ることはできないんだ」と話しており、当時の仲間たちとのエピソードも盛り込まれているという。

今回到着した予告編では、夢を膨らませ大学入学を果たした主人公アニだが、ボロボロの通称「負け犬寮」に振り分けられてしまう場面からスタート。同じ寮の学友らと友情を育み、人気女子・マヤに恋をし、青春を謳歌していく。その一方で、“負け犬”の汚名を返上するため、寮の名誉をかけた寮対抗戦に挑む場面も。
本作は、2つの時代が描かれるということで、予告編にも30年後の様子が映し出される。病院のベンチに座り込むアニとマヤ。かつての面影を残しながらも、確実に年を取った負け犬寮の面々が映し出される。
主人公・アニ役は『PK』のスシャント・シン・ラージプート、ヒロイン・マヤには『サーホー』のシュラッダー・カプールと、いま最も輝いている2人が恋人役で初共演している。

一緒に公開されたポスタービジュアルには、マヤと4号寮の“負け犬”たちがそれぞれポーズをとる、青春感あふれる1枚となっている。

『きっと、またあえる』は4月24日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほかにて公開。