アカデミー賞、一時的にルールを変更 「7日間劇場上映」なしにデジタル配信でもOKに
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で映画館に足を運ぶ観客数が激減。さらにほとんどの映画館が閉鎖となり、間違いなく例年とは違う1年になっている。
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これを受けて、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、来年のアカデミー賞に関して大幅なルール改正を行った。
「ロサンゼルス郡の劇場で7日間上映しなければならない」という応募条件を今回に限り取りやめるという柔軟な対応を取った。劇場上映せずにVODなどのデジタル配信のみで公開された(またはこれから公開される)作品も、選考作品として扱われるという。
ただし、いくつかの条件がある。
・ストリーミング/VODで公開する/した映画でも、劇場公開日を設定していた作品。
・ストリーミング/VODで公開後60日以内に、アカデミー会員専用ストリーミングサイトでその作品を観られるようにすること。
・映画館の営業が再開した場合は、「7日間ルール」は再び適用される。それまでにすでにストリーミング/VODで公開した作品については、劇場公開する必要はない。
アカデミーの会長デヴィッド・ルービンは、「映画の魔法を体験するには、映画館で観るのが一番ふわさしい方法」と強調しながら、新型コロナウイルスという歴史的な悲劇に対応するため、一時的な例外を認めることにしたと語った。「たとえ劇場で上映できなくても、映画製作に携わった人たちの功績を称える機会があるべきだ」。
第93回アカデミー賞授賞式は2021年2月28日に開催予定。
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