“リアルポップスター”、伊藤千晃が『ポップスター』に見出した主人公の光と影

「ナタリー・ポートマンの大ファン!」という伊藤千晃さんに『ポップスター』でのナタリー・ポートマンについて、彼女が演じる主人公・セレステについて、アーティスト人生を歩んできた伊藤さんらしく鋭い視点で語ってもらった。

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“リアルポップスター”、伊藤千晃が『ポップスター』に見出した主人公の光と影
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アーティストとして、モデルとして活躍するほか、ファッションやライフスタイルブランドのプロデュースを手掛けるなど、マルチな活動を繰り広げ、同世代の女性たちから高い支持を集める伊藤千晃。実は「ナタリー・ポートマンの大ファン!」という伊藤さんが、『ポップスター』を公開に先駆けて鑑賞。ナタリー・ポートマンについて、彼女が演じる主人公・セレステについて、アーティスト人生を歩んできた伊藤さんらしく鋭い視点で語ってもらった。


──まずは、『ポップスター』をご覧になっての感想を聞かせてください。

本当に、一言では言い表せない濃厚な映画でした。私はもともとナタリー・ポートマンが大好きなのですが、今までにない彼女を感じられて。それに、私自身、ナタリーが演じたセレステと同年代だったので、セレステの生きる時代背景が彼女の音楽人生に絡み合う内容だったこともあり、物語をより身近に感じることができました。もちろん、自分の生きる業界の話だからこそ共感できた部分もあります。業界のリアルな部分が上手く描かれていて、衝撃すら覚えました。



──ナタリー・ポートマンはいつごろからお好きだったのでしょうか?

気づいたら好きでした(笑)。なかでも、『クローサー』のナタリーが大好きで。鼻を真っ赤にしてボロボロと泣くシーンがあるのですが、私は彼女の泣き顔ファンなんです(笑)。もう、抱きしめたくなるんですよね。美しくて、可愛らしくて、守ってあげたくなってしまう。こんなにも泣き顔に魅了されるのは彼女だけですね。

『ポップスター』Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

──『ポップスター』の彼女は守ってあげたくなるというより…。

力強いですよね! びっくりしました。その点も含め、今までにないナタリー・ポートマンだなって。言葉や態度もかなりロックでしたし(笑)。棘だらけで、触れたら怪我をしてしまいそう。でも、それほどまでに強いセレステが、震えながら泣き崩れるシーンがあるんです。そのギャップにも魅了されましたし、生々しさを感じました。やっぱり私はナタリーの泣き顔に弱いみたいです(笑)。

『ポップスター』Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved
──セレステの強さと脆さは、同じアーティストとして伊藤さんにも共感できるものでしたか?

そうですね。セレステは自分が思ってもいない形で、世の中に知られていく。その過程で、本来の自分と大勢に知られる自分の間にギャップが生まれ、気持ちが崩れてしまったと思うんです。本来の自分をステージでも出したいのに、求められることは違う。もちろん私とセレステでは規模が違いますが、そういった葛藤、不安、プレッシャーに押しつぶされる気持ちは分からなくもないなと思いました。


──伊藤さん自身はギャップが生じたとき、どう対処しますか?

やっぱり私が今ここにいるのは、ファンの皆さんの存在あってこそです。皆さんが喜ぶことをしたいし、結局は求められることをしたい気持ちが勝ります。その上で、自分をどう表現していくか。冷静に考えることが大事かなと思います。とは言え、若いころはそういった感情のコントロールがなかなか難しい時もありました。私も年齢を重ね、出産などを経て、ようやく自分と向き合えるようになった気がしています。

──伊藤さんと同年代ではあるものの、セレステはまだまだ葛藤中ですね。

彼女の場合はやっぱり、銃乱射事件に巻き込まれた学生時代のトラウマが大きいと思います。その傷を隠すため、乗り越えるために音楽をやってきた。すごく悲劇的であると同時に、ある種の使命のようにも感じました。ただし、若くして売れたせいか、いまだに未熟な部分が残っていて。自分の娘や家族に対しても、周りのスタッフに対しても、人が離れていく言葉を放ってしまう。セレステは常に孤独と背中合わせ、1人で戦ってきた人だからこそ、そこに葛藤があるのだと思います。

『ポップスター』Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

──そんなセレステに何かアドバイスをするとしたら?

そうですね…。私からアドバイスだなんておこがましいですが、セレステはこのままでいいと思うんです。そう思わされたのが、ラストのパフォーマンスシーンでした。それまでに描かれてきたセレステとは全く違う彼女が舞台上にいて。舞台上の魅力的な彼女を保つために、ダメなセレステがいるとさえ思えたんです。そう考えると、否定することはできないなって。ある意味、光と影が上手く共存している。「このまま突き進んでください!」と言いたいですね(笑)。

『ポップスター』Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved
──最後に、これからご覧になる方にもメッセージをお願いします。

ネガティブな要素をポジティブに変えていく。それって、誰にとっても大切な問題だと思うんです。この物語の主人公はセレステという大スターですが、傷つかない人生なんて誰も歩めないし、どんなに時間がかかっても傷ついた心を昇華し、ポジティブに変換しなければ前には進めない。その大切さを教えてくれる映画だと思います。


『ポップスター』は6月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全国順次ロードショー。

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【ITEM】
トップス ¥30,000/ANDYKEY(エスティームプレス)
パンツ ¥12,000/キヌア ブティック(バーンブリーズ)

ネックレス ¥52,000
ピアス(右)¥7,000
(左)¥8,000/e.m.(e.m.表参道店)

・問い合わせ先・
エスティームプレス 03-5428-0928
バーンブリーズ 03-5454-5690
e.m.表参道店
03-5785-0760
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『ポップスター』を観る

『ポップスター』
監督・脚本:ブラディ・コーベット
出演:ナタリー・ポートマン ジュード・ロウ ステイシー・マーティン ラフィー・キャシディ 
作品ページ:https://gaga.ne.jp/popstar/
#ポップスター


【PROFILE】
伊藤千晃
1987年1月10日生まれ。愛知県出身。
2018年9月にソロとしてアーティスト活動を本格始動。 昨年11月には1stアルバム「Be」をリリース。
美容誌でモデルとして活躍しながらライフスタイルブランド「KIKI AND DAYS」のブランドディレクションを行うなど幅広く活躍中。ジュニア野菜ソムリエの資格も取得し、美容・ファッションに関する豊富な識で同世代の女性からの支持も高い。


<提供:ギャガ>

《text:cinemacafe.net》

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