「前に進みたい」未来のアメリカが見えてくる…傑作ドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』予告
第91回アカデミー賞と第71回エミー賞をWノミネート、ロッテン・トマトでは100%Freshを獲得し話題となった『行き止まりの世界に生まれて』。この度、本作の予告編が公開された。
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本作は、かつて栄えていた鉄鋼や石炭、自動車などの産業が衰退し、いまやアメリカの繁栄から完全に見放された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置するロックフォードが舞台。2016年の大統領選では、“夢を失った”ラストベルトの人々による投票がトランプ大統領誕生に大きな影響を与えた。ビン・リュー監督は、10代の頃から撮りためたスケートビデオと共に、閉塞感のある故郷で必死にもがく若者3人の12年間を通して、親子、男女、貧困、人種…様々な分断を見つめ、“トランプのアメリカ”の知られざる現実をも映し出す。
到着した予告編では、幼い頃、仲間たちとスケートビデオを撮っていたリュー監督が「テイク・ワン」と笑顔を見せるシーンからスタート。
そして、カメラ越しにキアーにビンが「親から暴力を受けたことは?」と問いかけるところから予告は一変。彼らが住む町は繁栄から見放された場所であること、それぞれに家族との不和や暴力、貧困が常に隣り合わせにあることなど、彼らの置かれた過酷な状況が少しずつ浮き彫りになっていく様子が伺える。
『行き止まりの世界に生まれて』は9月4日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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