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【MOVIEブログ】正しいこと、親切なこと。選ぶなら親切なことを

現役大学生による東京国際映画祭のオフィシャル宣伝部隊、学生応援団。この学生応援団の記念すべき10年目の新メンバーが決まりました。

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現役大学生による東京国際映画祭のオフィシャル宣伝部隊、学生応援団。この学生応援団の記念すべき10年目の新メンバーが決まりました。

先日、第9期のメンバーによる新メンバー候補の面接を行い、自分もそこに立ち合わせてもらいましたが、今年は本当に悩ましい年だったと思います。というのも、応募してきてくれた学生さん達がみなさん本当に優秀で、甲乙つけがたかったです。東京国際映画祭を目指してきているからかもしれませんが、最近の学生さんは本当に海外での経験が豊富な人が多くて、これはとても良いことだなぁと思いました。僕が学生の頃は海外留学というと「おぉ~」という感じでしたが、今は海外留学といっても「へぇ~」くらいなんですよね。ホント頼もしいです。

そして、今年も僕が編み出したこれを訊けば一発でその人の人柄がわかる、ミラクルクエスチョン「自分らしいと思う映画を1本教えて下さい」を訊いてみました。これ本当に良い質問なんです。まず、挙げる映画でどのくらいの映画ファンかがわかり、その映画の説明をするところでプレゼン力がわかり、その内容を自分に結び付けるところで論理力とオリジナリティがわかるので、この答を語る姿を見ていると本当にその人となりが手に取るようにわかります。もちろん、それにはこちらで映画に精通しているという必要はありますが。

今年はその答えとして『ワンダー 君は太陽』を挙げて、この映画の中で主人公の少年の担任の先生の言葉として
正しいこと、親切なこと。選ぶなら親切なことを
というのがあるのですが、それを引用して自分も親から全く同じことを言われて育ってきたので、これは自分の映画だと思いました、と答えてくれた女の子がいて、これには痛く感動してしまいました。自分も二児の父なので、自分の息子たちもいつかこうやって他の人に胸を張って自分の家族から学んだことを語ってくれたらと思ったら、涙してしまいました。

面接で人生を学びました。

やっぱり映画は素晴らしいです。

《text:Yusuke Kikuchi》

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