「カニエ2020ビジョン」というスローガンのロゴと、様々な人の写真で構成されているのだが、最も目を引くのがトップに配置されているキルスティン・ダンストの顔写真。キルスティン本人が直接この投稿に「なんのメッセージがあるというの? なぜ私が入っているの?」と困惑を伝えるメッセージと肩をすくめる絵文字をカニエに送ったほど。満面の笑顔を見せているこの写真は、2002年に「Vanity Fair」誌に掲載された写真家マリオ・テスティーノの撮影によるもの。
What’s the message here, and why am I apart of it?
— Kirsten Dunst (@kirstendunst) August 20, 2020
「People」誌によると、キルスティンのこうした反応からも分かるように、キルスティンはもちろん写真の使用を許可していないとのこと。米「VOGUE」誌の編集長アナ・ウィンターもポスターの写真に含まれており、アナに関してはファッション関係のつながりがあるというものの、やはり許可を取っていないという。ほかには「アメリカズ・ゴット・タレント」のセミファイナリストの歌手などの写真もあったが、ほとんどはストックフォトサイト、YouTube、Pinterest、広告からの写真ばかり。
カニエのツイッターには「キルスティンじゃなくて、テイラー・スウィフトの写真を使うべきだった」とカニエとテイラーの不仲を揶揄する声や、「あなたのビジョンの中に黒人女性はいないということか」と憤る声など、多数のコメントが寄せられている。