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33作品を連続上映!9月19日より開催「台湾巨匠傑作選2020」の注目ポイント

企画第5弾となる「台湾巨匠傑作選」が9月19日(土)~11月13日(金)まで新宿K's cinemaにて開催。この開催に先駆けて、本邦劇場初公開となる『バナナパラダイス』ほか、注目作品を場面写真と一緒にご紹介。

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『バナナパラダイス』「台湾巨匠傑作選2020」
『バナナパラダイス』「台湾巨匠傑作選2020」 全 20 枚
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企画第5弾となる「台湾巨匠傑作選」が9月19日(土)~11月13日(金)まで新宿K's cinemaにて開催。この開催に先駆けて、本邦劇場初公開となる『バナナパラダイス』ほか、注目作品を場面写真と一緒にご紹介。

2014年にスタートした「台湾巨匠傑作選」。開催の度に来場者数が増え続け、2018年の開催当時は新宿K’s cinemaの動員記録を更新した人気の特集上映企画。当初の4月開催の延期を経て、今年もついに開催される。台湾ニューシネマの原点から最近作まで、台湾映画の魅力を伝えきる。

【注目1】本邦劇場初公開!台湾映画界のレジェンドが手掛けた『バナナパラダイス』
『バナナパラダイス』「台湾巨匠傑作選2020」
全部で33作品が上映される今回。中でも特に注目なのが、台湾映画界のレジェンド、巨匠ワン・トン監督の『バナナパラダイス』。

ワン・トン監督は、『無言の丘』『村と爆弾』のほか16本の監督作品に加え、『熱帯魚』『藍色夏恋』のプロデュース、100本以上の作品で美術指導を担当。2007年には、台湾文芸界における最高栄誉賞である国家文芸賞を、2019年には金馬奨の名誉賞である終身成就奨を受賞している。

そんなレジェンドが手掛けた『バナナパラダイス』は、大陸から台湾へ渡り数奇な運命を辿る男の半生を綴る物語。日本人の知らない戦後台湾史を、ユーモアあふれるエピソードと奇想天外な展開で描き出す。なお、本作はデジタルリマスター版での上映となる。

『バナナパラダイス』「台湾巨匠傑作選2020」

『バナナパラダイス』ストーリー


1949年、幼なじみのダーションを頼り、中国華北から南国台湾へとたどり着いた青年メンシュアン。その新天地で2人にスパイ容疑がかけられ、メンシュアンは命からがら部隊を逃げ出す。途中、ある男の臨終に出くわしたメンシュアンは、その妻ユエシャンに彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ち掛けられる――。


【注目2】台湾映画伝道師セレクト! 隠れた佳作を解説つき上映
日本に知られざる台湾映画を伝える台湾映画の伝道師、江口洋子がセレクトした貴重な未公開台湾映画を特集上映

台湾文化センターのホールで定期的に行われている大人気イベントと同様、『停車』『盗命師』『古代ロボットの秘密』『血観音』『天龍一座がゆく』『河豚』の6作品を江口の解説つきで上映していく。

チャン・チェン ×グイ・ルンメイ主演!ブラックユーモア『停車』


台湾巨匠傑作選_未公開映画特集「停車」チャン・チェン主演(c)甜蜜生活製作有限公司
二重駐車で車を出せなくなってしまった男は、妻との関係を修復しようと、ケーキを買って家へ帰る途中だった。車の持ち主を訪ねたことから、とんでもないことに巻き込まれてしまう。

臓器売買と鳩レースをめぐるヒューマンドラマ『盗命師』


事故死した恋人が遺した借金返済のために、デコトラのポールダンサー・バービーは彼の臓器を売ることを承諾。謎の名外科医に手術を託すが、彼女は次第に彼に惹かれていく――。

Thunderbolt Fantasyの原点!霹靂社による布袋劇『古代ロボットの秘密』


西域の英雄が手に入れた神秘のエネルギー源と設計図を元に、孫が木製ロボット「阿西」を作り上げた。だが、一家は皆殺しの憂き目にあい、危機一髪のところでロボットと幼い兄妹はその惨事を逃れるが…。

台湾で大ヒット!女系一家を取り巻く愛憎劇『血観音』


古物商を営む三代の女系一家には「台湾政財界のフィクサー」というもうひとつの顔があった。冷静沈着な女主人、自由奔放な娘、ふたりの確執の鎹となっているおとなしくて従順な孫…ある殺人事件をきっかけに、一家は大きく揺れ動き始める。

歌仔戯一座の悲喜こもごもを描いたコメディ『天龍一座がゆく』


団長亡き後の劇団を、娘で男装の看板スターである主人公が主導していくことに。しかし、交通事故で足を負傷、怪我させた相手を捕まえたところ、主人公にそっくりだった…。

注目度No1ウー・カンレンが体当たりで臨んだ愛と喪失、再生の物語『河豚』


恋人に裏切られたエレベーターガールは、彼が飼っている河豚をネットオークションで売る。そして、買い手に届けるために訪れた場所で、初めて会った男と心の傷を埋めるために激しく身体を求めあい…。


【注目3】「台湾巨匠傑作選」初登場の作品

抱腹絶倒のグルメ喜劇『祝宴!シェフ』(チェン・ユーシュン監督)


台湾巨匠傑作選チェン・ユーシュン監督「祝宴!シェフ」(C) 2013 1 PRODUCTION FILM COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED.
手の込んだ大皿料理の並ぶ伝統的な宴席文化・バンドを仕切る伝説の宴席料理人「蠅師」を父に持つ売れないモデルのシャオワンが、借金返済のため、料理センス・ゼロの母と共に、父の遺したレシピノートを元に宴席料理大会に挑む!

監督自身の体験を基に…『百日告別』(トム・リン監督)


多重事故で婚約者を失ったシンミンと、身重の妻を失ったユーウェイ。愛する者を突然失い、悲しみのどん底に突き落とされたふたりはそれぞれの旅に出る――。

台湾で人気のミュージシャンが主役『52Hzのラヴソング』(ウェイ・ダーション監督)


バレンタインデーの台北。ひょんなことから、花屋のシャオシンはパン職人のシャオアンのバイクで一緒に配達をすることに…。

国内外で高評価!傑作アニメーション『幸福路のチー』(ソン・シンイン監督)


最愛の祖母の葬儀のため、米国から戻ったチーを待っていたのは、見る影もなく変わってしまった故郷の幸福路。しかし、変わらぬ子ども時代の思い出は、ある迷いを抱えた彼女を一つの答えへと導いていく…。

日本最終上映『父の初七日』(ワン・ユーリン監督)


突然の父の訃報、そして道士の指示で葬儀は7日後に行われることになり…。滝田洋二郎監督の『おくりびと』になぞらえ、台湾版『おくりびと』の異名をとる、笑って泣けるお葬式ムービー。

ドキュメンタリー『天空からの招待状』(日本語版)(チー・ボーリン監督)


台湾巨匠傑作選「天空からの招待状」(c)Taiwan Aerial Imaging,Inc.
上空から台湾を撮り続けてきた写真家チー・ポーリンによる、初監督作品にして遺作。台湾を空の上から眺めてみると、見えてくるのは美しい大自然だけではない。現代の台湾が抱える様々な問題に肉薄する異色の全編空撮ドキュメンタリー。

切なく、静かな物語『あなたを、想う。』(シルヴィア・チャン監督)


母の出奔で幼いころに生き別れた兄と妹、そして亡父への思慕を胸に秘めた妹の恋人。孤独を抱えた三者三様の心の揺れや家族への想いを、台北と台東を舞台に描く。

学園ミステリー『共犯』(チャン・ロンジー監督)


女子生徒の死に偶然居合わせた3人の少年たち。他殺か自殺か、好奇心から彼女の死の真相を探るうちに、3人を取り巻く事態は思いがけない方向へと動き出す…。

スプラッタ―ホラー『怪怪怪怪怪!』(ギデンズ・コー監督)


社会奉仕活動で独居老人宅を訪れた男子中学生たちは、2匹のモンスターと遭遇。小さい方を捕獲し、実験・調査と称してモンスターに非道の限りを尽くすが…。

サスペンス・スリラー『目撃者 闇の中の瞳』(チェン・ウェイハオ監督)


不意の事故がきっかけで、愛車が事故車両だったことを知る敏腕新聞記者。車に隠されていたのは、まだ駆け出しだった9年前、彼が山中で目撃した凄惨な未解決の当て逃げ事故だった…。


これだけじゃない! 全33作品はどれも見逃せない
人気の台湾青春映画からアニメ、ドキュメンタリー、ホラー、サスペンスと、幅広い名作がラインアップされている「台湾巨匠傑作選2020」。上記注目作品だけでなく、エドワード・ヤン監督上映可能全作品『台北ストーリー』、『クーリンチェ少年殺人事件』、『ヤンヤン 夏の想い出』。ツァイ・ミンリャン監督4部作『青春神話』、『愛情萬歳』、『河』、『郊遊 』。

台湾巨匠傑作選エドワード・ヤン監督「台北ストーリー」メイン1_(C) 3H productions ltd. All Rights Reserved.jpg『台北ストーリー』
『祝宴!シェフ』のチェン・ユーシュン監督による『熱帯魚』や『ラブ ゴーゴー』。現代台北模様を描く『藍色夏恋』、『台北暮色』、『若葉のころ』。『星空』、『台湾新電影(ニューシネマ)時代』、『スーパー シチズン 超級大国民』、『KANO 1931海の向こうの甲子園』がラインアップされている。


なお公式サイトでは、上映スケジュールが掲載中だ。
◆「台湾巨匠傑作選2020」上映スケジュール:https://taiwan-kyosho2020.com/schedule/

「台湾巨匠傑作選2020」開催概要
●上映期間:9月19日(土)~11月13日(金)
●場所:新宿K's cinema
●当日料金:一般1,500円/大学・高校1,300円/シニア1,000円
●特別鑑賞券:1回券1,200円
※売切次第販売終了 3回券の販売は終了
※『クーリンチェ少年殺人事件』の入場料金は特別料金 一般・大学・高校・シニア1,800円 障がい者割引なし ※1回券、3回券ご使用時、お直りとして差額分をお支払い


《シネマカフェ編集部》

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