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1999年6月9日生まれ、現在21歳の清水尋也。中島哲也監督の映画『渇き。』にオーディションで選ばれ、壮絶なイジメに遭うボク役を好演して注目を集める。『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』『ちはやふる 上の句・下の句/結び』『3D彼女 リアルガール』、坂元裕二脚本のドラマ「anone」などに出演して知名度を上げ、2019年、映画『貞子』『パラレルワールド・ラブストーリー』『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出演し、第11回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞。
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今年6月にはファースト写真「FLOATING」も発売された。また、本作『甘いお酒でうがい』に加え、『青くて痛くて脆い』(公開中)、『妖怪人間ベラ』(公開中)と直近だけで3作品の公開映画があり、さらに人気漫画を実写映画化した『東京リベンジャーズ』(2021年公開予定)への出演も発表されるなど、いま大注目を集める若手俳優だ。
お笑い芸人のシソンヌじろうがネタで演じていたキャラクター・川嶋佳子を主人公にした本作では、佳子と出会ったことで彼女の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くんを演じる。
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――年上の女性の魅力、憧れる部分はありますか?
清水:落ち着きや自分の知らない知識を聞けること。撮影現場でも録音、照明、カメラマン、製作、演出など様々な部署の一人一人が別の角度から現場を見ているから、景色が違い、考え方も違う。俳優部の自分が見えていないものや自分の知らない知識を持っている人の話を聞くことが好きです。
恋愛に限らず、友人でも自分より長く生きている人の方が、多くの物事を自分の目で見ているので、自分の持っていない知識を持った年上の人には魅力を感じます。
――人生の中で心奪われることはありますか?
清水:人生で一度、中学生の時にすれ違った人に一目惚れしたことがあります。洋服が好きで、ビビッと来たものは何が何でもその日のうちに買います。音楽が好きで、瞬発的に好きになる曲と、曲を何回も聴いて、構造や歌詞などの奥深い部分を理解し好きになることがあります。
――実際の自分と、演じた岡本くんは似ていますか?
清水:岡本くんと自分を全体的に評価すると似ていません。ただ、恋愛、家族、友人の中で人として好きだなと感情を抱くのは、何かをひたむきに楽しんでいる、その人が好きなものと触れ合っている瞬間を見た時で、劇中の岡本くんも佳子さんがワインを飲んでいる姿が好きなので、その感覚は理解し共感できます。
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――役者を目指したきっかけは?
清水:4つ上の兄が役者で、兄が主演の映画の初号試写を母と観に行った時、当時のマネージャーに「弟君もやらないか」と言われたことです。はじめは興味がなくて何度か断ったのですが、レッスンに行く機会があり、それが思いのほか楽しかったのでやることにしました。
――今後の俳優像、目指しているものは?
清水:俳優にこだわっているわけではなく、直面している作品をいかにいいものにするかに全力を注ぎたいです。それを積み重ねていけば、どういう結果でも後悔はしないと思います。ゴールを決めるとプロセスも決まってしまうし、レールに敷かれるのが嫌いだから、自分の道は自分で選びたいです。
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また、新型コロナウィルスの影響で一度、公開延期となっていた本作。公開日が無事に決まったことについて「楽しみな気持ちとホッとした気持ちで胸が一杯です。劇場での鑑賞には、まだ不安な気持ちが残る方もいらっしゃるかと思いますが、充分な予防対策の上、出来るだけ多くの方に足を運んで頂ければ嬉しい」とコメント。
「撮影からは約1年半が経過し、スタッフ、キャストの皆さんと共に奮闘した日々が懐かしいです。それぞれが持てる力を最大限発揮し、良い作品を作りたいという想いの元に完成した映画『甘いお酒でうがい』です。どこか常に緊張しているような、ふと気疲れしそうになってしまう毎日ではありますが、この映画を通して少しでも安らぎをお届け出来れば嬉しいです」と、アピールした。
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受け答えから落ち着いた印象を感じ、俳優だけでなく自分のできることには挑戦していきたいという野心も見せる清水さん。これからの活躍にも注目だ。
『甘いお酒でうがい』は9月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。