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中山氏はこれまで明るく爽やかな音楽ミステリー、ダークでシリアスなサスペンス、医療ミステリーに法律ものなど様々なジャンルの作品を世に送り出してきた。
デビュー作にして「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、橋本愛を主演に迎えた『さよならドビュッシー』(2013)は、事故にあい全身火傷を負うもピアニストになることをあきらめない遥が主人公。音大生・“岬洋介”の指導の下レッスンに励むが、周囲で不可解な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。

そして、代表作“弁護士・御子柴”シリーズが要潤主演でオトナの土ドラ「悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~」として年をまたいで放送され、デビュー10周年という節目の年を迎えた2020年。
U-NEXT×カンテレの共同プロジェクト「このミス」大賞ドラマ化シリーズ「連続殺人鬼カエル男」は、工藤阿須加を主演に置き、サイコスリラーの皮をかぶり、心神喪失者の責任能力をなしとする刑法39条の是非を問う異色の社会派ミステリー。
10月18日(日)より放送開始のWOWOW「連続ドラマW セイレーンの懺悔」は新木優子が演じる報道記者が誘拐殺人事件の謎を追う怒涛のノンストップサスペンス。そして11月22日(日)から放送される上川隆也主演の「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」ではスクープを追う週刊誌記者が1人息子の起こす事件によって、一転、追われる側へと変貌する報道サスペンスドラマ。

また、主演・佐藤健に監督・瀬々敬久で映像化される映画『護られなかった者たちへ』の公開も控えている。東日本大震災から9年後、宮城県内で全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な連続殺人事件を巡り、日本の生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリーを描いていく。
映像化の勢いは留まることを知らず、さらにデビュー10周年で前代未聞の新作単行本12か月連続刊行を実施するなど、作家としても飛躍的な活躍をする年となった。
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本作『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は“刑事 犬養隼人シリーズ”待望の映画化。安楽死を手口にする連続殺人犯という斬新な犯人像と、その犯人を追う犬養&高千穂の刑事バディの活躍を描くサスペンス性と、思いもよらない真犯人の正体という真骨頂のどんでん返し要素が詰め込まれた中山七里ワールドを堪能できる1作となっている。
『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。