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パスカル・プリッソン監督最新作『GOGO 94歳の小学生』12月日本公開決定

『世界の果ての通学路』のパスカル・プリッソン監督が、ケニアに在住、小学校に通う94歳の“ゴゴ”を壮大な風景とともに追いかけたドキュメンタリー「Gogo」(原題)が、邦題を『GOGO(ゴゴ)94歳の小学生』として日本公開されることが分かった。

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『GOGO(ゴゴ)94歳の小学生』 (C) Ladybirds Cinema Webサイト
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『世界の果ての通学路』のパスカル・プリッソン監督が、ケニアに在住、小学校に通う94歳の“ゴゴ”(カレンジン語で“おばあちゃん”)を壮大な風景とともに追いかけたドキュメンタリー「Gogo」(原題)が、邦題を『GOGO(ゴゴ)94歳の小学生』として日本公開されることが分かった。

ストーリー


プリシラ・ステナイは、3人の子ども、22人の孫、52人のひ孫に恵まれ、ケニアの小さな村で助産師として暮らしてきた。皆から“ゴゴ”と呼ばれる人気者だ。ある時、彼女は学齢期のひ孫娘たちが学校に通っていないことに気づく。自らが幼少期に勉強を許されなかったこともあり、教育の大切さを痛感していたゴゴは一念発起。周囲を説得し、6人のひ孫娘たちと共に小学校に入学した。年下のクラスメートたちと同じように寄宿舎で寝起きし、制服を着て授業を受ける。同年代の友人とお茶を飲んで一息ついたり、皆におとぎ話を聞かせてやることも。すっかり耳は遠くなり、目の具合も悪いため勉強するのは一苦労…。それでも、助産師として自分が取り上げた教師やクラスメートたちに応援されながら勉強を続け、ついに念願の卒業試験に挑む。

“映画を知らない”主人公を監督が熱心に説得


危険な道のりを何時間もかけて通学する子どもたちをとらえた『世界の果ての通学路』で、世界中を感動で包んだパスカル・プリッソン監督。本作で追うのは、“ゴゴ”の愛称で親しまれる94歳の小学生。出演者と時間をかけて信頼関係を築きあげ、そのリアルな姿をカメラに収めていく撮影スタイルは健在だ。ゴゴは映画というものを知らなかったが、プリッソンの熱心な説得を受け「世界中に教育の大切さを伝えられるなら」と撮影を許可したそう。

数学や英語の授業、修学旅行、誕生日会、新寄宿舎の竣工式などケニアの美しい自然を背景に、数々の歌と仲間たちの笑顔に彩られたゴゴの学校生活が切り取られている。その一方で、貧困や慣習などの理由から未だアフリカに残る教育問題も浮かび上がってくる。94歳にしてなお信念のもとチャレンジを続けるゴゴの姿は、閉塞感ただよう現代を生きる我々に勇気と希望を与えてくれるはず。

この度公開されたメインビジュアルは、ケニアの広大な大地とそこに息づく野生の動物とともに、笑顔のひ孫娘と一緒に勉強をしているゴゴの姿を見ることができる。また授業の様子や活き活きとしたクラスメートたちの写真も配され、賑やかな学校生活が垣間見えるデザインとなっている。

なお、本作は12月10日(木)~13日(日)に開催されるフランス映画祭2020横浜での上映も決定している。

『GOGO(ゴゴ)94歳の小学生』は12月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

《text:cinemacafe.net》

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