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本作でメインの撮影技法として用いられている“ストップモーション”は、対象物を小刻みに操作して、個々にコマ撮りを行うことで連続して再生したときに対象物が動いているように見せる超アナログな撮影法。映画の世界で最初に使われた、最古の「特殊効果」でもあり、ライカでは、1秒毎に24枚のポーズをアニメーターが創作している。ちなみに本作では、映画全体の映像処理だけで、1億1200万時間(1万2785年相当)という途方もない時間が費やされている。

ライカがユニークなのは、この100年以上も前から使われてきた技術を巧みに操りながら、最先端技術と融合させることで、CG要素が入ったハイブリッド映画を生み出したこと。これにより、15年間に渡って観るもの全ての人を驚かせる驚異の作品を生み出してきたのだ。
創設以来、3Dプリンターやモーション・キャプチャーなどあらゆるテクノロジーを積極的に導入してきた中でクリス・バトラー監督は「できることは何でもしたい。必要なものは全て揃っている」と明かしている。
今回、そんなライカの最新技術の秘密に迫るメイキング映像がお披露目。VFXやCG技術を駆使しながらも、1コマずつそれでいてエネルギッシュに動きまわるキャラクターに合わせて、彼らの生きる世界に、奥行きと彩りが添えられていくのがよく分かる本映像。VFX監督を務めるスティーブ・エマーソンが明かす解説コメントにも注目だ。
『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。