“眠り”がテーマのコンサート「SLEEP」に迫るドキュメンタリー映画が公開
8時間以上におよぶ“眠り”のためのコンサート「SLEEP」を映画館で体験できるドキュメンタリー『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』の日本公開が決定した。
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観客は開演した真夜中から明け方まで、会場に並べられたベッドに横たわり“眠っている間に聞く”ために作られた8時間以上に及ぶマックス・リヒターの「SLEEP」ライブ演奏を聴く。本当に眠ってしまったり、歩き回ったりと自由に過ごす――。そんな世界各地のシンボリックな場所で次々と開催し話題をさらった“眠り”をテーマとするコンサート「SLEEP」。本作では、その全貌とその裏側を、コンサートを企画し、「SLEEP」の作曲・演奏も手掛けた音楽家マックス・リヒターの素顔と共に追いかける。
そんな型破りなコンサートをリヒターが思いついたのは、睡眠に対する素朴な興味からだった。睡眠は人間にどんな影響を与えているのか? 音楽はどんな風に人間の脳に影響を与えるのか? リヒターは脳科学者のデイヴィッド・イーグルマンの協力のもと、音楽と睡眠を科学的に分析し融合、これまでに誰も経験したことのない新しい音楽体験、そして最高級の“眠り”と“目覚め”へと導くための楽曲「SLEEP」を作り上げていく。
リヒターは、クラシックとエレクトロニック・ミュージックを融合させて作られるポスト・クラシカルの旗手であると同時に、『戦場でワルツを』『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』といった映画やテレビのサントラも数多く手掛け、いま映画音楽の世界において最も重要なアーティストのひとりともいわれる人物。劇中では、リヒターと彼の公私に渡るパートナーであり、本コンサートも一緒に作り上げてきたマールへのインタビューや、15年間に渡って彼女が撮りためていたリヒターの創作の様子を捉えたプライベート映像、そして、彼が作曲家として成功するまでの苦難の道のりやマールとの強い絆も明らかになる。
監督を務めたのは、ボノやサム・スミスなど様々なミュージシャンとコラボしてきたナタリー・ジョーンズ。睡眠と芸術を題材に、人間にとって本当に必要なものは何かを考えさせてくれ、同時に観賞後は実際に「SLEEP」に参加したかのように最高級の“眠り”と“目覚め”の体験を感じられる作品となっている。
また公開決定と同時に公開されたシーン写真では、ニューヨークでのコンサートの際、演奏会場に設置されたベッドの上で、演奏に聴き入る女性の姿を捉えている。
『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』は2021年3月26日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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