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テッド役を演じたキアヌの原点ともいえるシリーズ第1作『ビルとテッドの大冒険』(1989)は、著名人の中にも多数のファンを持つ傑作コメディだ。公開から約30年にわたり『ビルとテッド』シリーズは映画やテレビ作品の作中やタイトルで幾度となく引用され、その回数はなんと180回以上!(※12月15日時点、IMDb調べ)
『アベンジャーズ』シリーズ完結編として全世界歴代興行収入1位を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、ローディ/ウォーマシンがハルクやアントマンとの会話の中で、タイムトラベル映画の例として『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ターミネーター』と並び、『ビルとテッドの大冒険』を挙げている。
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ポップカルチャーにまつわる小ネタや引用が大量に盛り込まれたスティーヴン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』では、仮想世界"オアシス"の天才創始者であるハリデーが、物語のヒントとなる重要な場面で『ビルとテッド』を引き合いに出している。「後ろに進んだっていいじゃないか。全速力で逆走したらどうだ。アクセル踏んで。『ビルとテッド』みたいに」と語るシーンだが、自由に我が道を行くビルとテッドに憧れを持つところは、ルールや大人のしがらみを嫌うハリデーらしい。
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また、『ビルとテッドの大冒険』の原題『Bill and Ted's Excellent Adventure』にちなんで、タイトルに「Excellent Adventure」を含める作品も多数存在する。「マーベル エージェント・オブ・シールド」の最新シーズンでも、エピソードタイトル「The Totally Excellent Adventures of Mack and the D」に引用されている(シーズン7・エピソード7)。
ほかにも、『レゴ(R)ムービー2』や「スーパーナチュラル」、アニメーションの「ファミリー・ガイ」の複数エピソードでも、『ビルとテッド』が小ネタとして盛り込まれていたり、エピソードタイトルに引用されていたりする。
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プロデューサーのスコット・クルーフは、そんな熱狂的な支持を得るシリーズの最新作『ビルとテッドの時空旅行』を作ることについて周囲に「“ねえ、興味ある?”と尋ねるたびに、驚くほど情熱的な反響が返ってきた」とふり返っている。『オーシャンズ』シリーズでも知られるスティーヴン・ソダーバーグは、「僕はこのシリーズのチアリーダー」と豪語しており、新作『ビルとテッドの時空旅行』を脚本の段階で読み、エグゼクティブ・プロデューサーを買って出た。

本作にカメオ出演しているラッパーのキッド・カディも『ビルとテッド』の大ファンだ。『ビルとテッド』がファンから広く受け入れられている理由について、キアヌは「『ビルとテッド』はとにかくユニークだった。だからファンにウケたんだと思う」と分析。そして「『ビルとテッドの時空旅行』はファンがいなかったら作れなかった。この作品には僕たちの感謝の気持ちが込められているんだ」と続けている。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。