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クリスマスにオススメ!『フェアリー・ゴッドマザー』の“魔法”がおとぎ話をアップデート

未曾有のパンデミックをはじめ、さまざまなシチュエーションで価値観の変容やアップデートが求められた2020年。そのクリスマスに満を持して登場したのが、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」オリジナル映画『フェアリー・ゴッドマザー』だ。

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『フェアリー・ゴッドマザー』(C)2020 Disney
『フェアリー・ゴッドマザー』(C)2020 Disney 全 4 枚
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未曾有のパンデミックをはじめ、さまざまなシチュエーションで価値観の変容やアップデートが求められた2020年。そのクリスマスに満を持して登場したのが、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」オリジナル映画『フェアリー・ゴッドマザー』だ。

キラキラのドレスやカボチャの馬車で王子様との“ハッピーエンド”を後押しした、あのフェアリー・ゴッドマザー(魔法使いの妖精)の“見習い”と、現代のアメリカで2人の娘を育てるシングルマザーとの出会いが生み出すファンタジームービーはハッピーな笑いと魔法に溢れている。

幸せを信じられなくなった大人たちに贈る、
クリスマスの“おとぎ話”




かつてシンデレラのピンチに駆けつけ、その願いを叶えてハッピーエンドをもたらしたフェアリー・ゴッドマザー。だが、いまやフェアリー・ゴッドマザーに願いを叶えてもらい、王子様とのハッピーエンドを夢見る人は皆無に…。おとぎの国マザーランドは閉鎖の危機に瀕していた。

そんな中でもただひとり、やる気に満ち溢れているのがフェアリー・ゴッドマザー界のニューフェイス、エレノアだ。誰かにハッピーエンドを届けることができれば見習いを卒業でき、マザーランドを復興できると考えたエレノアは、ボストンに住む“10歳の少女マッケンジー”の願いを叶えるため人間界へ――。

ところが、すでにマッケンジーは大人に成長していた。数年前に最愛の夫に先立たれ、2人の娘を育てながら地元のニュース局で働いているが、局長からはネットでバズるような突拍子もないネタばかりを求められ、お疲れ気味。また、素晴らしい歌声を持ちながら人前では萎縮してしまう上の娘ジェーンにも、励ましの言葉をかけられずにいる。

エレノアはそんなマッケンジーに最高の“ハッピーエンド”を届けようと奮闘するが、いまどきの勝手が分からない上、おっちょこちょいな面もあって失敗続き…。本作は、見習いだけど心意気は一人前のエレノアが、マッケンジーだけでなく疲れ切った現代人の心にも素敵な魔法をかけていく。

新しい“フェアリー・ゴッドマザー”像


『フェアリー・ゴッドマザー』ジリアン・ベル(C)2020 Disney
おとぎ話を信じられなくなったマッケンジー(アイラ・ フィッシャー)のために張り切る見習い妖精のエレノアを演じるのは、ハリウッドの最旬コメディエンヌ、ジリアン・ベル。リサ・クドローやマーヤ・ルドルフ、クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシーらを輩出したロサンゼルスの即興コメディ劇団「ザ・グランドリングス」を経て、脚本家として人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」に参加。

ドラマや映画にも進出すると、スカーレット・ ヨハンソン主演、独身最後のパーティで最悪のトラブルが巻き起こるコメディ『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』(2017)では親友アリス役を演じ、製作総指揮も務めた『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』(2019)では自分自身が変わるためにニューヨーク・シティ・マラソンに挑んでいく主人公ブリタニーを好演した。

彼女が演じるのは、単に陽気でユーモアいっぱいのキャラクター、ばかりではない。例えば前者では友情に依存するアリスの“こじらせ”がトラブルの元となったり、後者では他人の幸せを妬み、独りよがりになってしまったりと、苦悩し、挫折し続ける現代女性を自分のものにするのが得意だ。

その等身大の魅力で、本作では世知辛い社会にも染まらない誠実さを纏った、頑張り屋のチャーミングな魔法使いを体現、彼女のポジティブなエネルギーは本作の原動力となっている。彼女が演じるからこそ、決して完璧ではない見習いフェアリー・ゴッドマザーはひと昔前の定番だった“ハッピーエンド”とは違う「真実の愛」に辿り着くのだ。

大人にも沁みる…“ハッピーエンド”のアップデート


『フェアリー・ゴッドマザー』アイラ・フィッシャー(C)2020 Disney
フェアリー・ゴッドマザーといえば“ファンタジーの代名詞”。だが、ジリアン演じる見習いのエレノアが最高の“ハッピーエンド”を届けたくても、当のマッケンジーがまずおとぎ話を信じていない。「人生は“ずっと幸せ”(happily ever after)とはかぎらない」と諦めている。

彼女は “王子様”と死別して以来、娘たちとの生活やニュース局での仕事で毎日が精一杯。自分を顧みる余裕すらない。運命の相手や “めでたしめでたし”なんて、歯がゆくて縁遠いものなのだ。現実を知ったエレノアは、おとぎの国のベテラン・ゴッドマザーが記した“ハッピーエンドのための教科書”の法則がもはや通用しないことを目の当たりにする。

でも彼女は歩み寄る。『サウンド・オブ・ミュージック』の家庭教師マリア、もしくは『メリー・ポピンズ』さながらにマッケンジーたちの力になろうとする。彼女の温かい魔法は(うまくいかない時もあれど)、自分自身を信じることができない長女ジェーンの背中をも押していく。

ハッピーエンドの形は、1人1人が多様で特別であるようにさまざまだ。愛する娘が自信に満ち溢れ、自分らしく輝いてこそマッケンジーも笑顔でいられる。型どおりの愛や幸せをもう押しつけたりしない、そんなファンタジーのアップデートをディズニーはまた1つ完成させたといえるだろう。

『フェアリー・ゴッドマザー』キーアート(C)2020 Disney
「ほんの一瞬でも、違う世界にエスケープさせてあげることができたら嬉しい」とジリアンは言う。「そして、魔法はあるのだと思い出して欲しい。良識も、愛も。ハッピーエバーアフターもね。ただし、子どもの頃に思っていたのとは違う形で。今の子どもたちは、そちらのバージョンを見られる。もっとモダンで、もっと多くの人を受け入れるバージョンの方を」と本作のメッセージに触れる。

そしてアイラも、「私自身も母親で、子どもたちにどんな話を聞かせるか、いつも考える。世の中にはステレオタイプな話や、今の世の中で聞かせるのに相応しくないテーマの話がたくさんあるから」と言い、「家族みんなで観られる」作品に仕上がったと語っている。

ディズニープラスで『フェアリー・ゴッドマザー』を観る
『フェアリー・ゴッドマザー』はディズニープラスにて独占配信中。
(C) 2020 Disney

《シネマカフェ編集部》

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