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峯田和伸「セリフがないシーンはやっぱり楽しい」『越年 Lovers』何度も撮り直したシーンとは?

『越年 Lovers』に出演する「銀杏 BOYZ」峯田和伸が、本作について、そして恋愛について語るコメントが到着した。

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『越年 Lovers』(C)2020 映画「越年」パートナーズ
『越年 Lovers』(C)2020 映画「越年」パートナーズ 全 5 枚
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素直になれないもどかしさ溢れる大人の純愛映画『越年 Lovers』が来年全国公開を迎える。この度、本作に出演する「銀杏BOYZ」峯田和伸が、本作について、そして恋愛について語るコメントが到着した。

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10月17日に台湾・高雄で行われた「高雄映画祭」のオフィシャル記者会見にて、映画の日本パートの主役を担う峯田さん(寛一役)と、相手役の碧を務めた橋本マナミがリモート登壇。台湾人監督の作品に初出演し、「やりにくさはなかったです。言葉は通じなくても、気持ちで通じ合えたなと思いました。また監督は僕のやりたいことを全部尊重してくれました」と撮影をふり返った。

また後日のインタビューでは、「今になって思うと不思議ですが、監督が持っている母性なのか、ずっと優しい力で支えられてる感じ。その母性というのはふるさとの山形にも重なる」と話し、「だから余計ストレスなくできたな…と。監督が自分がやりたいと思ったことを尊重して、面白がってくれたので…土地と監督含めて、本当にお母さんみたいな」と語った。

『越年 Lovers』(C)2020 映画「越年」パートナーズ
自身の恋愛については、11月に行われた山形での舞台挨拶で「山形にいる高校生のときは、女性に自分の気持ちをうまく伝えられないということはありましたね」と言い、「当時は恋愛とか何もしていないので。告白とかも。奥手というか、みんなそうじゃないですか?4割ぐらいはそうですよね?みんながみんな言わないですよ、告白とか。ドラマとか映画の人はみんな告白するじゃないですか。でも、普通の生活はそんなじゃないですよね。そんな簡単に告白しませんよね」と素直になれない寛一との共通点も明かしていた。

さらに、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の撮影のため、坊主頭で挑んだ今回の撮影。「監督は髪が長い人を想像して書いていたと思うし、でもどうしてもそれで参加するしかないってなったときに、じゃあこの見た目をどうやってプラスにできるかって。僕が思う坊主頭の人のイメージってあるんですよ。その人をイメージして、この人だったらこうやって動くかなというのは想像します。それが役作りになってるのかな。自分の見た目を生かすみたいな。髪があったらかきあげたりとかすると思うんです。でも坊主だからできないでしょ。だからこのままいくしかないんですよ。台本読んでいて坊主でも行けそうだと思ったので、そっちを生かす方向でというのを考えました」と印象的な坊主頭は自然であり意図的であったと話す。

『越年 Lovers』(C)2020 映画「越年」パートナーズ
また、寛一と碧はクライマックス後、東京と山形で2人はどうなっていくと思うか、という質問には、「碧を東京に呼ぶんじゃないですかね。山形に帰るっていう物語よりも、碧が決心を変えて、つつましく東京で二人が…みたいな物語の方が浮かぶかな…たまに二人で山形帰るみたいな」と想像した。

『越年 Lovers』(C)2020 映画「越年」パートナーズ
本作では、何度も撮り直しをした場面があったそう。それは、寛一と碧がこたつに入りながら無言でお雑煮を食べるシーン。これをふり返り「餅を食べるという物理的なこと以外では、やってるほうは楽しかったです。セリフがないシーンはやっぱり楽しいです。武器がないから。言葉がなくなって、じゃあどうやってそれで二人の関係性をあらわすかってなると、動きとか目線だけでしょ。伝達は、言葉があれば簡単ですけど、でもそれが取っ払われて…そういうときってやっぱ燃えますよね。どうやって二人の空気感を表せられるかなみたいな」と明かし、「何回かやるうちに監督が取りたいのはこういう雰囲気の画なんだろうなってわかる」と話しつつ、「本当に何度も撮ったと思う。その分いっぱい食べるんで、お腹がパンパンでした笑」と笑顔を見せた。

そして最後に、「ストーリーを楽しんでもらいたいのは勿論ですが、旅行に行きたいなぁと思っても、新型コロナの影響で、海外はもちろん国内旅行もなかなか行けなくて、そういう人が旅行に行く感じで、それぞれの街の映像を楽しんでもらえたら嬉しいです」と旅行気分も味わえる作品になっているという。

『越年 Lovers』は2021年1月15日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開、山形・仙台先行公開中。

《シネマカフェ編集部》

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