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『ミナリ』本年度アカデミー賞最有力の“愛され映画”、3月公開決定

「A24」と「PLAN B」がタッグを組み、世界の映画祭で観客賞を軒並み受賞してきた今年一番の “愛され映画” 『ミナリ』(MINARI)が、2021年3月19日(金)より日本公開されることが決定した。

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『ミナリ』 Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
『ミナリ』 Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24 全 2 枚
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「A24」と「PLAN B」がタッグを組み、世界の映画祭で観客賞を軒並み受賞してきた今年一番の “愛され映画” 『ミナリ』(MINARI)が、2021年3月19日(金)より日本公開されることが決定した。

1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く『ミナリ』。アメリカンドリームを胸に、逞しく生きる家族の物語はサンダンス映画祭(グランプリと2冠)をはじめ世界で観客賞を総なめ。辛口で知られる批評サイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュ(12月23日現在)を更新中。

■アカデミー賞常連A24×PLAN Bがタッグ


『ムーンライト』や『レディ・バード』などでいまやオスカーの常連となった「A24」と、『それでも夜が明ける』で知られるブラッド・ピットの「PLAN B」がタッグを組んだ本作。

「<普通の小さな家族>が巻き起こした<特別で巨大な熱狂>!」「『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞で波乱を起こす作品」と、メディアからも観客からも愛され、評論家からも「小津安二郎監督作品のような繊細な人間模様を描いている」と大絶賛。ハリウッド・リポーター、ヴァラエティほか有力誌もこぞってアカデミー賞有力作品として名を挙げている。

『Minari』キャスト陣 Photo by Emily Assiran/Getty Images for Pizza Hut
理不尽かつ不条理な運命に翻弄されながらもまた立ち上がり、一歩一歩、大地を踏みしめるように困難を乗り越えていく一家の姿は、誰もが困難な現実に直面しているいまこそ沁みる希望の物語となるだろう。

■スティーヴン・ユァン&ユン・ヨジョンらにも注目集まる


舞台は1980年代。主人公は韓国出身の移民の一家。父親は農業で成功したいと夢見てアメリカ南部のアーカンソー州の大地に広大な土地を買うが、現実は厳しく、一家には様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。

『ミナリ』 Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
父親ジェイコブを演じるのは『バーニング 劇場版』「ウォーキング・デッド」の韓国系アメリカ人スティーヴン・ユァン。『チャンシルさんには福が多いね』『藁にもすがる獣たち』などの国民的女優で、ロサンゼルス映画批評家協会賞で助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン、『ハナ ~奇跡の46日間~』『ファイティン!』のハン・イェリらが出演。

監督は、米国有力映画メディア「インディワイア」で「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャーやスパイク・リーと共に選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督『君の名は。』のハリウッド版の監督として抜擢された大注目の新鋭だ。

「ミナリ」とは、韓国の芹(セリ)。水辺に育ち、独特の香りと歯ごたえに特徴があるが、2度目の収穫のほうがおいしいとされている。成長した子ども世代の幸せを願う親の気持ちをこめたダブルミーニングのタイトルとなっている。

『ミナリ』は2021年3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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