竹内さんが日本テレビ連続ドラマ初主演を務める本作は、人が“ゾンビ化”するゴーレムウイルスが蔓延する三浦半島を舞台に、竹内さん演じる青年と、中条さん演じるその恋人で医者を目指す女性を巡るストーリーが描かれていく。
弓道が上手い自動車整備工の間宮響に竹内さん。響の恋人で研修医、ゴーレムウイルスに耐性を持つ小笠原来美に中条さん。響と来美と同級生の等々力比呂に笠松将。
大学生の柊木佳奈恵に飯豊まりえ。ユン・ミンジュンにキム・ジェヒョン。甲本洋平にマキタスポーツ。三原紹子に安藤玉恵。その娘の結月に横溝菜帆。ミンジュンの姉・ジアンに玄理。自衛官・桑田陸斗に浅香航大。首藤公貴に滝藤賢一といったキャストが出演。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
結月の喘息の薬がなくなり、危険を冒し薬を探す響たちだが、忍び込んだ病院からは薬が消えていた。響は停泊している安全な船に佳奈恵、洋平、紹子、結月らを残しミンジュンと共に別の病院を目指す。その途中街でゴーレムに囲まれていた生存者を救出。ゲートの外からやってきたという彼らの1人が紹子の夫・狛江(長谷川朝晴)だと知った響は紹子たちの待っている場所を知らせる。
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その頃駐屯地でけが人の対応をしていた来美の前に等々力が現れ、密かに来美に想いを寄せる等々力は来美に「響は死んだ」と嘘をつく。ショックを受けた来美は仕事を放棄、飛び降りようとするが、すんでのところで止められ、首藤に響のことを忘れ医療に打ち込むよう強く言われる。
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ある病院を見つけ出し薬を入手する響とミンジュンは自衛隊の銃撃を受ける。逃げるミンジュンはジアンと再会、銃を突きつけ横浜方面に逃げるよう告げるジアン。ミンジュンはジアンを振り切るように響とともにその場を去り、ジアンもミンジュンの存在を自衛隊には通報しなかった。その頃、狛江が紹子のもとにたどり着くが、紹子は青ざめた顔で身をこわばらせる…というのが今回のストーリー。
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響らには紹子の夫だと名乗っていた狛江だが、実は1年前に離婚していた。極限状況でも妻を疑い恐怖に陥れようとする狛江から紹子を守るため、結月は狛江をゴーレムに噛ませる…。横浜方面に向かうにあたり、響は佳奈恵や洋平らにこのことは忘れるよう頼み込んだうえ、自分が責任を取ると船室に戻って、狛江の息の根を止める…というラストだった。
DV夫とはいえゴーレムになる前の段階の狛江を殺め、ミンジュンを撃った直後、ゴーレムに襲われる自衛官を助けることなくその場を離れるなど、これまでにない響の行動に「響も変わりつつあるな」「狂っていく正義」「響闇堕ち」などの声が上がる一方で「大正解。というか、それ以前に正当防衛」「うん、正しいと思う」と、響の行動を擁護する声も。
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一方、来美にゴーレムへの耐性を持つ遺伝子があることが判明。響が死んだと信じ、首藤に従おうと自らが実験台になる来美に「等々力の嘘により来美が生きる意味を見失い、首藤側に付いてしまった」と悲しみの声が上がるとともに、「首藤は来美を利用して、響の母親の実験の続きをしようとしているんじゃないの」「来美は響の母と同じ耐性のある遺伝子を持っているから首藤にとって最後の希望で...と考察」と、響の母の死との関連を考察する視聴者も現れている。