>>『砕け散るところを見せてあげる』あらすじ&キャストはこちらから
人一倍正義感の強い高校生・濱田清澄を演じた中川さんは、「完成は約2年前。それから公開延期をして、ようやく来月、公開を迎えられることを本当に嬉しく思います」と期待に胸はずませてコメント。
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学年一の嫌われ者・蔵本玻璃を演じた石井さんも「ようやく完成報告会を開催」を喜び、「今日は朝からずっと、心臓がバクバクしています」と少し緊張した面持ち。
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そして井之脇さん、松井さん、矢田さん、原田さんらも、それぞれようやく公開を迎えられることへの喜びを語った。玻璃の父役・堤さんが「とにかく良い映画ができたと思う」と明かすと、SABU監督も満面の笑みで「この作品には自信しかない。自信だけがある」と力強くをアピールした。
▼中川大志「目の前の玻璃に集中していました」
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衝撃の展開を見せる物語の中での難しい役どころについて問われると、「清澄という男はすごく自然体」と中川さん。「学校という閉鎖的な社会の中で周りの目を気にせず、自分の思ったことを行動に移せるというのはとても勇気がいることだと思う。現場ではとにかく玻璃の表情を一瞬たりとも見逃さないように、目の前の玻璃に集中していました」と撮影当時をふり返った。
校内での暴力や“秘密”に苦しむ日々から清澄に救われる、という玻璃を演じた石井さんもまた、「映画の中で玻璃が清澄に救われたように、自分自身が中川さんに救われていた」と語る。「青春だったなと思う。玻璃という役は人間味があふれる人だなと思って、共感して、肯定して演じていきたいなと思った」と当時の気持ちを思い返していた。
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清澄の親友・田丸を演じた井之脇さんは「田丸は清澄にとってのヒーローにならなければ、と思った。言葉だけではなく、常にどこかで清澄を励ましているような存在でありたいと思っていました」と語る。
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そして松井さんは「あまり多くを語らない役。すごくクールで、話すテンポも独特。要点だけを伝えるというのは新しい挑戦でした」とふり返った。
また、学校での印象深いシーンの話題になると、石井さんは「いじめられる教室の空気が本当にできあがっていて、圧倒された」と明かす。SABU監督も「リアルな空気だからこそ引き出された演技があった」とこだわりの演出について語った。
▼原田知世、清澄と玻璃の関係性は「すごく尊いものを見せてもらった」
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撮影終盤で1日だけの参加となった原田さん、北村さんは口をそろえて、主演2人が中心となって作り上げた現場の雰囲気が素晴らしく、その良さが完成した映画にそのまま映し出されていたと称賛。
さらに原田さんは仕上がった作品を観て、「清澄と玻璃がお互いを思いやる気持ち、愛おしく思う気持ちが一点の曇りもなく、すごく尊いものを見せてもらった気がした」と感慨深い面持ちで語った。
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清澄の母役・矢田さんは、「台本をいただいた当初はこんなに大きな息子を持つというのが想像つかなかった」と吐露。しかし、撮影前の本読みでの中川さんとの自然な会話で役のイメージがついたと言い、中川さんもまた「こんなに陽気で楽しく、強いお母さん、最高だなと思います!」と良好な親子関係だったことを垣間見せた。
▼矢田亜希子「とにかく怖かった!」堤真一の“狂気”を絶賛
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続けて矢田さんは、堤さん演じる玻璃の父との共演シーンが「とにかく怖かった!」とふり返る。「狂気じみていて、ただものではない空気を感じていました。近寄ってくるな、と言われている気がして、本当に近づけませんでした。(笑)」と打ち明ける。
だが、当の堤さんは「正直忘れましたね(笑)」とひと言。久しぶりのSABU組への参加については、「お互いに頼らないように、別々の場所で勉強していて、という気持ちだったのかなと」と旧知のSABU監督との関係性を語る。そして娘役である石井さんについては、「玻璃という役はとても難しいだろうと思っていたけれど、現場で顔を見たら見事に玻璃を演じられていたので」と絶賛した。
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この作品を映像化するにあたり、こだわった点を聞かれたSABU監督は「とにかく出演者が豪華なので、全てをすくいとろうとすることに必死でした」と語る。「この舞台挨拶でも、若い子たちがしっかりしゃべれてすごいなぁと思う反面、堤はなぁ…!」と監督から振られると「しょうがないですね」と堤さんが答え、会場内は温かい笑いに包まれた。
▼石井杏奈「撮影後、抜け殻のような状態に…」
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舞台挨拶も終盤に差し掛かり、それぞれの本作への思いを聞かれると、「若い人だけではなく、ぼくら世代が観ても痛々しく感じるものがあると思う」と語る堤さん。「よく、親から子への無償の愛、と言うけれど、この作品では子から親に対する無償の愛があって、それを親がきちんと受け止められるかどうかなのでは」と、本作を通して考えさせられたという。
また、原田さんが「主演二人がとにかく素晴らしい。人を思う気持ちがどれだけ尊いものかを感じました」と語ると、北村さんは「同世代として、主演二人を誇らしく思います。痛々しく、誰にも触れられない、誰も立ち入れない綺麗で美しい愛情。涙が出ました」とそれぞれ、主演の中川さんと石井さんの体当たりの演技を絶賛した。
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井之脇さんは「誰もが一度は、誰かのことを守ってあげたい、助けてあげたい、という思いを抱いたことがあると思います。この映画を観たあと、自分の大切な人を抱きしめたくなるような映画になっています」とコメント。
石井さんは「この作品の撮影後、抜け殻のような状態になりました」と打ち明けながら「全力を尽くした作品になったなと思います。玻璃として生きた証を劇場で観てほしいです」と手応えをのぞかせる。
そして中川さんは「年を重ねていくと忘れてしまうであろう10代の気持ち、大人と子どものはざまの瞬間、あの時にしかできなかったことを監督に切り取っていただけたと思っています。自分にとって大切な作品。宝物のような映画だし、成長させてもらったと思います」と作品への熱い想いを語っていた。
原作・竹宮ゆゆこより映画へのコメント
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この小説を書きながら頭の中にあったのは、無力で未熟な少年と少女が絶対に失いたくないものに出会い、それを守るために自分という命のエネルギーを燃やし尽くす、その一瞬の輝きを、この世に描き出してみたいという思いでした。きっと美しいだろうと思ったのです。ただその輝きは、美しくはあっても痛々しく、そして正しかったわけでもなく、彼らの未来をある意味で汚し、損ない、奪いもしました。
出来上がった映画を見て、大きなスクリーンいっぱいに銀河が輝いた時、私はその美しさを前にただただ圧倒されていました。夢中で見入ってしまい、息をするのも忘れました。そして、原作の小説にも映画の脚本にも書かれていない何者かの声を、確かに聞いた気がしたのです。「それでも立ち向かったんだよ」、と。「弱かったし、傷ついたけど、それでも負けはしなかったよ」、と。本当にそうだったね、と心の中で答えました。ただそれだけの、不思議な、短いやりとりでしたが、私にとっては、物語の芯の部分のすべてを大きく開け放たれたように感じられた瞬間でした。明るく、そしてとてつもなく強いものを、声の主は未来に繋いで見せてくれたのです。
『砕け散るところを見せてあげる』は4月9日(金)より新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。
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さらに原田さんは仕上がった作品を観て、「清澄と玻璃がお互いを思いやる気持ち、愛おしく思う気持ちが一点の曇りもなく、すごく尊いものを見せてもらった気がした」と感慨深い面持ちで語った。
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清澄の母役・矢田さんは、「台本をいただいた当初はこんなに大きな息子を持つというのが想像つかなかった」と吐露。しかし、撮影前の本読みでの中川さんとの自然な会話で役のイメージがついたと言い、中川さんもまた「こんなに陽気で楽しく、強いお母さん、最高だなと思います!」と良好な親子関係だったことを垣間見せた。
▼矢田亜希子「とにかく怖かった!」堤真一の“狂気”を絶賛
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続けて矢田さんは、堤さん演じる玻璃の父との共演シーンが「とにかく怖かった!」とふり返る。「狂気じみていて、ただものではない空気を感じていました。近寄ってくるな、と言われている気がして、本当に近づけませんでした。(笑)」と打ち明ける。
だが、当の堤さんは「正直忘れましたね(笑)」とひと言。久しぶりのSABU組への参加については、「お互いに頼らないように、別々の場所で勉強していて、という気持ちだったのかなと」と旧知のSABU監督との関係性を語る。そして娘役である石井さんについては、「玻璃という役はとても難しいだろうと思っていたけれど、現場で顔を見たら見事に玻璃を演じられていたので」と絶賛した。
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この作品を映像化するにあたり、こだわった点を聞かれたSABU監督は「とにかく出演者が豪華なので、全てをすくいとろうとすることに必死でした」と語る。「この舞台挨拶でも、若い子たちがしっかりしゃべれてすごいなぁと思う反面、堤はなぁ…!」と監督から振られると「しょうがないですね」と堤さんが答え、会場内は温かい笑いに包まれた。
▼石井杏奈「撮影後、抜け殻のような状態に…」
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また、原田さんが「主演二人がとにかく素晴らしい。人を思う気持ちがどれだけ尊いものかを感じました」と語ると、北村さんは「同世代として、主演二人を誇らしく思います。痛々しく、誰にも触れられない、誰も立ち入れない綺麗で美しい愛情。涙が出ました」とそれぞれ、主演の中川さんと石井さんの体当たりの演技を絶賛した。
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井之脇さんは「誰もが一度は、誰かのことを守ってあげたい、助けてあげたい、という思いを抱いたことがあると思います。この映画を観たあと、自分の大切な人を抱きしめたくなるような映画になっています」とコメント。
石井さんは「この作品の撮影後、抜け殻のような状態になりました」と打ち明けながら「全力を尽くした作品になったなと思います。玻璃として生きた証を劇場で観てほしいです」と手応えをのぞかせる。
そして中川さんは「年を重ねていくと忘れてしまうであろう10代の気持ち、大人と子どものはざまの瞬間、あの時にしかできなかったことを監督に切り取っていただけたと思っています。自分にとって大切な作品。宝物のような映画だし、成長させてもらったと思います」と作品への熱い想いを語っていた。
原作・竹宮ゆゆこより映画へのコメント
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この小説を書きながら頭の中にあったのは、無力で未熟な少年と少女が絶対に失いたくないものに出会い、それを守るために自分という命のエネルギーを燃やし尽くす、その一瞬の輝きを、この世に描き出してみたいという思いでした。きっと美しいだろうと思ったのです。ただその輝きは、美しくはあっても痛々しく、そして正しかったわけでもなく、彼らの未来をある意味で汚し、損ない、奪いもしました。
出来上がった映画を見て、大きなスクリーンいっぱいに銀河が輝いた時、私はその美しさを前にただただ圧倒されていました。夢中で見入ってしまい、息をするのも忘れました。そして、原作の小説にも映画の脚本にも書かれていない何者かの声を、確かに聞いた気がしたのです。「それでも立ち向かったんだよ」、と。「弱かったし、傷ついたけど、それでも負けはしなかったよ」、と。本当にそうだったね、と心の中で答えました。ただそれだけの、不思議な、短いやりとりでしたが、私にとっては、物語の芯の部分のすべてを大きく開け放たれたように感じられた瞬間でした。明るく、そしてとてつもなく強いものを、声の主は未来に繋いで見せてくれたのです。
『砕け散るところを見せてあげる』は4月9日(金)より新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。
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また、原田さんが「主演二人がとにかく素晴らしい。人を思う気持ちがどれだけ尊いものかを感じました」と語ると、北村さんは「同世代として、主演二人を誇らしく思います。痛々しく、誰にも触れられない、誰も立ち入れない綺麗で美しい愛情。涙が出ました」とそれぞれ、主演の中川さんと石井さんの体当たりの演技を絶賛した。
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井之脇さんは「誰もが一度は、誰かのことを守ってあげたい、助けてあげたい、という思いを抱いたことがあると思います。この映画を観たあと、自分の大切な人を抱きしめたくなるような映画になっています」とコメント。
石井さんは「この作品の撮影後、抜け殻のような状態になりました」と打ち明けながら「全力を尽くした作品になったなと思います。玻璃として生きた証を劇場で観てほしいです」と手応えをのぞかせる。
そして中川さんは「年を重ねていくと忘れてしまうであろう10代の気持ち、大人と子どものはざまの瞬間、あの時にしかできなかったことを監督に切り取っていただけたと思っています。自分にとって大切な作品。宝物のような映画だし、成長させてもらったと思います」と作品への熱い想いを語っていた。
原作・竹宮ゆゆこより映画へのコメント
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出来上がった映画を見て、大きなスクリーンいっぱいに銀河が輝いた時、私はその美しさを前にただただ圧倒されていました。夢中で見入ってしまい、息をするのも忘れました。そして、原作の小説にも映画の脚本にも書かれていない何者かの声を、確かに聞いた気がしたのです。「それでも立ち向かったんだよ」、と。「弱かったし、傷ついたけど、それでも負けはしなかったよ」、と。本当にそうだったね、と心の中で答えました。ただそれだけの、不思議な、短いやりとりでしたが、私にとっては、物語の芯の部分のすべてを大きく開け放たれたように感じられた瞬間でした。明るく、そしてとてつもなく強いものを、声の主は未来に繋いで見せてくれたのです。
『砕け散るところを見せてあげる』は4月9日(金)より新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。