『ミナリ』ユン・ヨジュン、“おばあちゃん”の役作り明かす「誰でも記憶がある」
『ミナリ』で韓国人女優として初のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、歴史的快挙を達成したユン・ヨジョンから貴重なインタビュー映像が到着
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第93回アカデミー賞にて作品賞、監督賞ほか6部門にノミネートされた『ミナリ』。本作で祖母・スンジャ役を演じ、韓国人女優として初の助演女優賞にノミネートされ歴史的快挙を達成したユン・ヨジョンから貴重なインタビュー映像が到着した。
>>『ミナリ』あらすじ&キャストはこちらから
今回解禁されたのは、ユン・ヨジョンがスンジャというキャラクターをどう作り上げたのか、また、役作りのヒントとなった"ひいおばあちゃん"との想い出を英語で語ったインタビュー映像。
リー・アイザック・チョン監督自身を投影した孫のデビッドにとって、“おばあちゃんらしくないおばあちゃん”を演じるにあたり、監督に彼の祖母を真似るべきか、質問していたユン・ヨジョン。しかし監督から、「真似しなくていいと言ってくれた。私の思うとおり演じてくれと自由にやらせてくれた」と言われたことを明かし、自身が演じたキャラクターを「監督と私が作り上げた人物」と語る。
彼女が演じたスンジャは、アラン・キム演じる孫のデビッドを可愛がるも、“本当のおばあちゃんじゃない”と言われ、最初は距離を置かれてしまうという役どころ。そんなデビッドとの関係性について聞かれると、「誰でも同じように祖母の記憶があるわよね」とカメラに向かって問いかける。続けて「私はひいおばあちゃんを覚えている」と、物心つく前に亡くなったおばあちゃんに代わり、10歳になるまで一緒にいたひいおばあちゃんとの想い出を回顧。
「でも当時、感謝の気持ちはなく、ひいおばあちゃんを嫌ってさえいた。だから、デビッドの気持ちはとてもよく理解できる」と赤裸々に振り返る。「今になってみれば、私にも分かる。ひいおばあちゃんは私のためを思い大きな犠牲を払ってくれた、愛だったのね」と言い、「今悔やんでももう遅いけれど」とこぼす姿も。
「だから私には、そういう関係性を踏まえてせりふを読めば理解できる。なぜデビッドはおばあちゃんを嫌うのか。彼女が”かわいい子”なんて孫に言う理由もね」と、自身の経験が役立ったことを明かしている。
本作はデビッドの視点からも描かれており、デビッドとスンジャの関係性の変化は、多くの人の感動と共感を呼んでいる。アカデミー賞では、韓国人女優として初の助演女優賞のユン・ヨジョンほか、作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞、主演男優賞(スティーヴン・ユァン)にもノミネートされている。
『ミナリ』は全国にて公開中。
>>『ミナリ』あらすじ&キャストはこちらから
今回解禁されたのは、ユン・ヨジョンがスンジャというキャラクターをどう作り上げたのか、また、役作りのヒントとなった"ひいおばあちゃん"との想い出を英語で語ったインタビュー映像。
リー・アイザック・チョン監督自身を投影した孫のデビッドにとって、“おばあちゃんらしくないおばあちゃん”を演じるにあたり、監督に彼の祖母を真似るべきか、質問していたユン・ヨジョン。しかし監督から、「真似しなくていいと言ってくれた。私の思うとおり演じてくれと自由にやらせてくれた」と言われたことを明かし、自身が演じたキャラクターを「監督と私が作り上げた人物」と語る。
彼女が演じたスンジャは、アラン・キム演じる孫のデビッドを可愛がるも、“本当のおばあちゃんじゃない”と言われ、最初は距離を置かれてしまうという役どころ。そんなデビッドとの関係性について聞かれると、「誰でも同じように祖母の記憶があるわよね」とカメラに向かって問いかける。続けて「私はひいおばあちゃんを覚えている」と、物心つく前に亡くなったおばあちゃんに代わり、10歳になるまで一緒にいたひいおばあちゃんとの想い出を回顧。
「でも当時、感謝の気持ちはなく、ひいおばあちゃんを嫌ってさえいた。だから、デビッドの気持ちはとてもよく理解できる」と赤裸々に振り返る。「今になってみれば、私にも分かる。ひいおばあちゃんは私のためを思い大きな犠牲を払ってくれた、愛だったのね」と言い、「今悔やんでももう遅いけれど」とこぼす姿も。
「だから私には、そういう関係性を踏まえてせりふを読めば理解できる。なぜデビッドはおばあちゃんを嫌うのか。彼女が”かわいい子”なんて孫に言う理由もね」と、自身の経験が役立ったことを明かしている。
本作はデビッドの視点からも描かれており、デビッドとスンジャの関係性の変化は、多くの人の感動と共感を呼んでいる。アカデミー賞では、韓国人女優として初の助演女優賞のユン・ヨジョンほか、作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞、主演男優賞(スティーヴン・ユァン)にもノミネートされている。
『ミナリ』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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