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『ザ・スイッチ』『ウィッチサマー』…2021年春も見逃せないホラー映画

“入れ替わり(ボディスイッチ)ホラー” 『ザ・スイッチ』はじめ、2021年も多様なホラー作品の日本公開が近づいている。

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『ザ・スイッチ』(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS
『ザ・スイッチ』(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS 全 16 枚
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『アス』『ゲット・アウト』のブラムハウス・プロダクションズが放つ、“入れ替わり(ボディスイッチ)ホラー” 『ザ・スイッチ』が4月9日(金)より公開。本作は、ハリウッドを席巻するジェイソン・ブラムと『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督の強力タッグ。北米ではコロナ禍にも関わらず2週連続の全米NO.1、累計興行収入はインターナショナルふくめて930万ドルに到達するなど大ヒットした。

2020年は日本でも『犬鳴村』『事故物件 恐い間取り』『ミッドサマー』などのホラー作品がヒットし、ホラー映画旋風が巻き起こったが、ブラムハウス・プロダクションズによる『透明人間』や『ザ・ハント』など“ユニバーサルホラ”ーの公開も目立った。

『透明人間』 (C)2020 Universal Pictures『透明人間』
2021年もこの勢いはとどまることなく、2月の『樹海村』をはじめ、「ハロウィン」シリーズ最新作の『Halloween Kills』(原題)やM・ナイト・シャマラン監督の最新作『OLD』(原題)など話題作も多数予定され、さらにはライアン・ゴズリングを主演に迎えた『狼男』のリブート企画が進行中と報じられている。そこで、日本公開が近づく注目のホラー映画をまとめてみた。

『ウィッチサマー』3月19日(金)公開 サム・ライミ絶賛の最恐ホラー


『ウィッチサマー』 (C) Cailleach Productions, LLC
父の家でひと夏を過ごす17歳の少年が、隣の家で次々に起こる不可解な現象を不審に思ううちに、その母親の身体に憑依した邪悪な魔女の正体が浮かび上がり、おぞましい戦いが描かれていく。映像美も兼ね備える緊張感に満ちた演出、観るものを驚かせる緻密な脚本など、異様な恐怖と面白さが共存した本作は、全米ではなんと『アバター』以来となる驚異の6週連続1位を獲得するなど、社会現象となるほどのヒットを飛ばした。

監督・脚本は、長編デビュー作の『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』(11)が世界中で絶賛された、ブレット・ピアース&ドルー・T・ピアース兄弟。『死霊のはらわた』シリーズで知られるサム・ライミ監督が「最高に面白い!近年で最もユニークで怖いホラー!」と太鼓判を押す大注目の1本。

『ザ・スイッチ』4月9日(金)公開 史上最悪の“入れ替わり”ホラー


『ザ・スイッチ』(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS
女子高生のミリーは、家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では、嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間が、わずかな慰めだった。あの日の夜、無人のグランドで、母の迎えを待っていたミリーに邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが、鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こる。その夜ふたりは入れ替わってしまった!

『ザ・スイッチ』(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS
『名探偵ピカチュウ』『スリー・ビルボード』に加え、マーベル「アントマン」シリーズの最新作への出演も発表された次世代トップ女優キャスリン・ニュートンと、『ドッジボール』や『サイコ』などで知られるヴィンス・ヴォーンが、入れ替わる2人を時に恐ろしく、時にユーモアたっぷりに見事な熱演を披露。

「ハッピー・デス・デイ」シリーズに続き、製作のジェイソン・ブラムとクリストファー・ランドン監督のコンビが再タッグ。連続殺人鬼と高校生の史上最悪の入れ替わりという斬新な設定で描かれるストーリーに注目。

『スプリー』4月23日(金)公開 SNS時代の新たなジェットコースタースリラー


『スプリー』(C)2020 Spree Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.
SNSフォロワーを増やしたい一心で、ライドシェアドライバーが恐ろしいアイディアを実行する物語。彼は、乗客に手をかける様子をライブストリーミング配信するが、その動画はつまらないと評価され、フェイクの疑いもかかるなど全く盛り上がらない状況…。怒りの矛先は、乗客のみならず拡散に協力をしないインフルエンサーにも向けられていく。

SNS時代の恐怖と不条理を描くジェットコースタースリラー。日本でも“迷惑系”ともいわれる配信者の存在がニュースを賑わせているが、狂気の配信者が暴走していく物語はまさに新時代のホラーであり、ホラー映画の目利きに長けるサンダンス映画祭を熱狂させたように完成度も随一。Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのジョー・キーリーによる、現代社会を生きる若者の心のひずみを見せつけるサイコな快演も見どころ。

『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』2021年/全米5月公開 ホラー映画史に残る大ヒット“沈黙”サバイバルホラー続編


『クワイエット・プレイス PARTII』(C) 2019 Paramount Pictures. All rights reserved.
世界は、音に反応し人間を襲う何かによって荒廃していた。夫のリー(ジョン・クラシンスキー)と家を失ったが、かろうじて生き延びた妻のエヴリン(エミリー・ブラント)は赤ん坊と2人の子(ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ)と一緒に、新たな避難場所を探しに行く――。

全米累計興収1億8800万ドル以上というホラー映画では類を見ない大ヒットを記録した『クワイエット・プレイス』の続編。生き延びた母子が、新たな脅威に遭遇する。前作に続きジョン・クラシンスキーがメガホンを取り、母役のエミリー・ブラント、娘役のミリセント・シモンズ、息子役のノア・ジュープが続投。

新たに『ダークナイト』『ダンケルク』などのキリアン・マーフィ、『ブラッド・ダイヤモンド』『キャプテン・マーベル』などのジャイモン・フンスーが出演する。スティーヴン・キングも絶賛し、社会現象級大ヒットとなったサバイバルホラーがさらなる“沈黙”とスケールで再び帰ってくる!

“入れ替わり”から“正統派憑依系”、“新時代系”、“サバイバル”とタイプも様々、どのホラー作品も見逃せない。

『ザ・スイッチ』は4月9日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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