『僕が跳びはねる理由』“雨”を理解するまでの「心の地図を描いた」本編映像
映画『僕が跳びはねる理由』から、自閉症スペクトラムの人々が雨の音を聞いたとき、それを“雨”と認識するまでの思考のプロセスを追った本編映像が到着。
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サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門の観客賞や、バンクーバー国際映画祭で2冠を達成するなど世界で注目を集めた『僕が跳びはねる理由』。この度、自閉症スペクトラムの人たちが雨の音を聞いたとき、それを“雨”と認識するまでの思考のプロセスを追った本編映像が到着した。
>>『僕が跳びはねる理由』あらすじ&キャストはこちらから
映像では、自閉症スペクトラムの人たちが雨の音を聞いた際に“雨が降っている”という状況を理解するまでの具体的なプロセスが、「自閉症の僕が跳びはねる理由」の原作者・東田直樹氏の言葉によって語られる。
東田氏はまず「僕の目は線や面などにとらわれる」ため、“雨”独特の音を聞くと頭の中のカードをめくり、記憶の中からもっとも似た場面を探し、最後にようやくこれまでの「記憶を頼りに“雨”という単語に結びつける」ことができるのだという。
その原作「自閉症の僕が跳びはねる理由」を英訳、本作の世界的ベストセラーのきっかけを作り、自身も自閉症の息子を持つ翻訳者・作家のデヴィッド・ミッチェルも、この混沌とした世界中の情報を整理し、理解するために「自閉症者はやっとの思いで対処している」と述べ、ほかの人にはなかなか伝わりづらいその内面を「直樹はいわば心の地図を描いてみせた」と感嘆する。
音・言葉・景色…。あらゆる情報が溢れるこの世界では想像も及ばない労力があるということを、自身の息子の想いも含め、この書籍によって知ったことを明かすミッチェル。
2013年に「The Reason I Jump」として英訳された同著は、現在では世界34か国以上で出版され、117万部を超えるベストセラー。本作にも出演しているジョスの両親(本作のプロデューサーを務めるジェレミー・ディアとスティーヴィー・リー)の目にとまったことで、本作『僕が跳びはねる理由』が誕生した。
『僕が跳びはねる理由』は4月2日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
>>『僕が跳びはねる理由』あらすじ&キャストはこちらから
映像では、自閉症スペクトラムの人たちが雨の音を聞いた際に“雨が降っている”という状況を理解するまでの具体的なプロセスが、「自閉症の僕が跳びはねる理由」の原作者・東田直樹氏の言葉によって語られる。
東田氏はまず「僕の目は線や面などにとらわれる」ため、“雨”独特の音を聞くと頭の中のカードをめくり、記憶の中からもっとも似た場面を探し、最後にようやくこれまでの「記憶を頼りに“雨”という単語に結びつける」ことができるのだという。
その原作「自閉症の僕が跳びはねる理由」を英訳、本作の世界的ベストセラーのきっかけを作り、自身も自閉症の息子を持つ翻訳者・作家のデヴィッド・ミッチェルも、この混沌とした世界中の情報を整理し、理解するために「自閉症者はやっとの思いで対処している」と述べ、ほかの人にはなかなか伝わりづらいその内面を「直樹はいわば心の地図を描いてみせた」と感嘆する。
音・言葉・景色…。あらゆる情報が溢れるこの世界では想像も及ばない労力があるということを、自身の息子の想いも含め、この書籍によって知ったことを明かすミッチェル。
2013年に「The Reason I Jump」として英訳された同著は、現在では世界34か国以上で出版され、117万部を超えるベストセラー。本作にも出演しているジョスの両親(本作のプロデューサーを務めるジェレミー・ディアとスティーヴィー・リー)の目にとまったことで、本作『僕が跳びはねる理由』が誕生した。
『僕が跳びはねる理由』は4月2日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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