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舞台となるのは1967年、アルザス地方の花嫁学校。“良き妻”になるため、お掃除、お料理、お裁縫にティータイムのマナーまで、1日中忙しく学ぶ少女たちの初々しい姿と、先生たちによる厳しい指導の様子が次々と映し出されていく。
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ある日、ポーレット(ジュリエット・ビノシュ)は経営者である夫の突然の死をきっかけに、学校が破産寸前であることを知り、先生たちが一致団結。学校存続の危機という大問題を抱える中、“女性の自立”“自由”を求める生徒たちと、心配のあまり「自由の対価は高い、必ず痛い目に遭う」とポーレットとの対立が広がることに。
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パリで勃発した学生や労働者たちの“5月革命”の影響は、少女たちだけでなく、先生たちの心にも徐々に影響を与え「良妻の時代は終わった」「私たちも革命を」と自由に生きる権利を一緒になって求め旅立つ。
映像のラストでは、ポーレット中心にミュージカル調のダンスと歌で自由を謳歌する晴れやかな姿も。“良き女性”がズボンを履くことは「はしたない」と思われていた時代に、勇気をだして着用してみたシーンなど、ビノシュのコミカルな演技も見どころとなっている。
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『5月の花嫁学校』は5月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。