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自らの意思で身体を動かせるうちに人生を終わらせようと、安楽死を選択した母リリーとその家族らを描く本作。ミア演じる次女のアナは、「もしパパが間違ってたら?」と、医者でもある父の診断をすんなりとは受け入れることはできず、警察へ通報することによってなんとかして止めようとしていた。

映像では、いなくなることを自覚したときに初めて、これまで母と本気で向き合えてなかったことに気づき、「もっと時間が欲しいの」と訴える。しかし、ケイト演じる長女ジェニファーも同じ気持ちだが、「ママが決めることよ、生きるも死ぬも」と、あくまで母の意思を尊重するようにたしなめられてしまう。
理解はしていても、感情ではどうしても受け入れることができないアナと、なんとか受け入れ、理解しようと努めるジェニファー。母を強く愛するがゆえにすれ違う、緊迫したシーンとなっている。

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。