2001年、アルゼンチン。隣人たちとの温かな繋がりが残る寂れた小さな田舎町。農業施設を共同で復活させるために貯金を出し合う住民達。だが現金を銀行に預けた翌日、金融危機で預金は凍結。しかもなんと、この状況を悪用した銀行と弁護士に騙し取られて無一文となり、絶望のどん底へ。だが嘆いていたって始まらない! 盗まれた財産を奪還して暮らしと夢を勝ち獲るべく、人生を地道に歩んできた庶民軍団の奇想天外なリベンジ作戦が始まった――。
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第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』の脚本家エドゥアルド・サチェリと、主演リカルド・ダリンが再びタッグを組み、本国では2019年アルゼンチン映画での動員No.1の大ヒットとなった本作は、実際に起きた2001年のアルゼンチン金融危機<債務不履行(デフォルト)>を背景に、現実の鬱憤を晴らす痛快な物語。
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本作の監督セバスティアン・ボレンステインは「危機の最中、経済的地位の異なる人々が一丸となり、弁護士のマンシーら『エスタブリッシュメント』(体制)に挑戦状を突きつけます。彼らの目的は奪われた夢を取り返すこと。そこで彼らは未知なる領域に踏み入れ、無謀な作戦を実行に移そうとします。心が浮立つ計画ではありますが、ほぼ不可能に近く、それはまるでファンタジーです。でもそこに独特な磁力が生じ、この町の人々が社会の既存システムと立ち向かうために辿る旅が、この物語の核なのです」と本作について説明している。
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今回到着した予告編では、小さな田舎町でガソリン・スタンドを営むフェルミンと妻リディアが、町の再建のため、農場施設を買い取り、農協を作ろうと動き出すシーンからスタート。町民たちは出資に協力し、一見順調に思われたが、突如、アルゼンチン金融危機が勃発、さらには、出資金が奪われてしまう。
そこで、取り返すために、奇想天外なリベンジ作戦を決行する様子も映し出されている。
『明日に向かって笑え!』は8月6日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。