中国年間興収トップ10入りの大ヒット!映画マニアが仕掛けた完全犯罪『共謀家族』7月公開へ
「2020東京・中国映画週間」で上映され、大反響を呼んだ驚愕のトリック・ムービー『共謀家族』が7月16日(金)より緊急公開決定。キービジュアルが完成した。
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愛する家族を守るため、男が計画したのはこれまで観てきた“映画”を応用した完全犯罪だった…。本作は、元々2013年にインドで大ヒットしたマヤーラム語の映画『Drishyam』を、2年後にヒンディー語でリメイクして再び大ヒットとなった『ビジョン』(15/Netflix配信中)のさらなるリメイク。
監督はマレーシア出身、台湾の大学で映画を学んだ新鋭サム・クァー。長編初監督とは思えない卓越した心理描写と緊張感が途切れることのないストーリーテリングは高く評価され、2020年中国年間興収第9位、21週トップ3入りという大ヒットを記録。韓国・富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭では観客賞を受賞している。
幼き日に中国からタイに移り住んだリー・ウェイジエ(李維傑)は、いまは妻のアユー(阿玉)、高校生の娘ピンピン(平平)、まだ幼い娘アンアン(安安)の一家4人で幸せな毎日を送っていた。インターネット回線会社を経営しているリーは、信心深く穏やかな人柄で、地域の誰からも好かれている。『ショーシャンクの空に』が大好きなリーは、暇さえあれば事務所で映画ばかり観ている映画マニアでもあった。
そんなある日、サマーキャンプに出掛けたピンピンが、そこで出会った不良高校生に睡眠薬を飲まされ、暴行の様子をスマホで撮られてしまう。ネットに動画を上げると脅されたピンピンは、自宅にやってきたその不良スーチャットと揉み合いになり、誤って彼を殺してしまう。スーチャットは、地区の警察局長の一人息子だった。
出張から帰り、妻から全てを聞かされたリーは、愛する娘と家族を守るため、完璧なアリバイ作りに着手。常々「映画1000本も見れば、世界に分からないことなどない」と考えていたリーは、それまで観てきた映画のトリックを応用し、なんと捜査の先の先まで読み尽くした完全犯罪を計画。警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返す。だが、そんなリーと家族との“共謀”の先には、予想もつかない結末が待っていた――。
『共謀家族』は7月16日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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