「観た人の中でストーリーが生まれていく」、新たな【SF×恋愛】映画の傑作『夏への扉』

60年以上愛され続けるロバート・A・ハインラインによる伝説の小説「夏への扉」を、世界で初めて映画化した『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』は、30年の時を超える壮大な旅を、山崎賢人(正しくは、「崎」は「たつさき」)を主演に迎え描いた。

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『夏への扉 ーキミのいる未来へー』(C)2021 映画「夏への扉」製作委員会
『夏への扉 ーキミのいる未来へー』(C)2021 映画「夏への扉」製作委員会 全 9 枚
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60年以上愛され続けるロバート・A・ハインラインによる伝説の小説「夏への扉」を、世界で初めて映画化した『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』は、30年の時を超える壮大な旅を、山崎賢人(正しくは、「崎」は「たつさき」)を主演に迎え描いた。

新たな【SF×恋愛】映画の傑作誕生!大切な人を救うため時を超える!


物語は、1995年の日本が舞台。将来を期待される科学者の高倉宗一郎が罠にはめられ、冷凍睡眠をさせられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京――自分を慕ってくれていた亡き義父の娘・璃子は還らぬ人になっていた。璃子を救い、未来を変えるため、宗一郎は時を超えることになる。

『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
大切な人を救うために時間旅行する主人公というドラマティックさは、まさに「SF系の恋愛映画」にカテゴライズされる。思えば、昔から不動の人気を誇るこのジャンルには、名作も多い。原田知世主演の『時をかける少女』、恋愛映画ベスト1に挙げる人も多い『アバウト・タイム』、3部作構成の『バタフライ・エフェクト』、大ヒットアニメ『君の名は。』など、時代を超えて愛され続けている。

『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
本作は、宗一郎を演じた山崎さんを筆頭に、豪華キャストにも注目が集まる。宗一郎に一途に想いを寄せるヒロイン・璃子を演じる清原果耶、役者人生25年でキャリア初・ロボット役となった藤木直人、二面性を持つ秘書・白石鈴を演じる夏菜と、多彩さが目を引く。監督は『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など青春映画の名手・三木孝浩が務め、SFながら温かみのあるタッチの画で、新たな感動作を完成させた。

シネマカフェでは、本作をいち早く観賞した女性3名による座談会をオンラインで実施。感想を尋ねると、声を弾ませて語ってくれた。

『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
【Fさん】
三木監督の『きみの瞳が問いかけている』が大好きなんですが、『夏への扉-キミのいる未来へ-』は、SFと恋愛要素が混ざっていて、すごくよかったです。普段、時空が絡む映画は理解するのに時間がかかるので、あまり得意ではないんですけど、この作品はすごく観やすかった! 山﨑さんと清原さんの関係も、恋愛に発展するのか、どうなのか…と、想像力が膨らみ、観た人の中でストーリーが生まれていくのかな、と思いました。研究者としてひとつのものに熱心に取り組む山﨑さんの姿が印象的で、新しい山﨑さんを観られた気がします。

【Mさん】
最初、「山﨑さんと清原さんの恋愛を見る映画かな?」と思い試写会に参加しましたが、恋愛の要素はもちろん、SF要素もしっかりあり、先が読めなくて、すごく楽しかったです。あと、ロボットのピートに対して疑心暗鬼だった主人公が、力を合わせてお互いに足りないものを段々補い合っていくところも、とても感動しました。恋愛要素もありつつ、友情ものとしても◎!

【Sさん】
藤木直人さんが演じた、ロボットのピートと山﨑さんとの、絶妙なバディ感がたまらなかったです! 欠陥品と言いながらついてきて、ちゃんと協力してくれる。バディ感と保護者感のミックスで安心感が生まれていました。恋愛要素も、タイムトラベルストーリーの中に、「くっつくのかな?どうなるのかな?」と入っているので、全然押しつけがましくなかった。観ている人みんなが応援できる感じで、笑顔で見送ってあげられる、余韻が残るラストでした。

胸が熱くなる、宗一郎の変化と純愛のゆくえ


物語は1995年、宗一郎が亡き義父・松下が打ち込んでいたロボット開発を完成させようと、熱を入れている場面から始まる。松下の娘・璃子は、そんな宗一郎のことが気になって仕方ない。研究室にやってきては、宗一郎の周りをウロウロ。清原さんの全身から醸すキュートな雰囲気が、宗一郎に恋をしていることを伝える。

『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
しかし、宗一郎は璃子の想いに気づかぬふり。お互い両親を早くに亡くし、家族のように大切に想っていたことから、一線を引くのだ。

しかし、状況は一変。白石鈴と共同経営者の裏切りから、30年間の冷凍睡眠をさせられた宗一郎は、目覚めた先の未来で、璃子が謎の死を遂げていることを知る。動揺し、自暴自棄になった宗一郎だったが、藤木直人演じるロボットの協力も得て、少しずつ活力を取り戻していく。斜がかかったような瞳をした宗一郎が、未来を取り戻そうと輝きが瞳に宿ってゆく。たくましく変化する内面が、山崎さんの表情で読み取れる。さすがのしなやかな演技に、思わず唸らされる。

『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
自分にとって璃子がどれだけかけがえのない人だったのか―。大切な人のために、文字通り駆けずり回り、頭脳も駆使する宗一郎の姿に、胸が熱くならない人はいないはず。ラスト、ふたりは結ばれるのか、それとも…。純愛のゆくえを見守ってほしい。


『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』公式サイト
<提供:東宝、アニプレックス>

《text:cinemacafe.net》

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