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これまで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ジュラシック・ワールド』シリーズなど有名な原作に基づく超大作シリーズに出演してきたプラットは、「高額の製作費をかけた映画の経験を積むことができた。またその経験から、そのようなブランド力に頼らない内容の映画も求められていることを知っている」と語る。
本作の場合は「壮大なアドベンチャーにドラマにアクション。すごいクリーチャーも出てきて、大作映画の要素をすべて兼ね揃えている。ダイナミックなストーリーテリングで感動できて、考えされられる内容だ。オリジナリティにあふれていて、この物語は語られなくてはならないと感じた」と言い、幾多の候補からマッケイ監督と手を組むことに決めたという。
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「(監督は)なるべくロケで撮影をしようと計画していた。実際にアイスランドや発電所に行って撮影をするつもりでいて、しっかりとしたヴィジョンを持っていた。そしてこのような映画ではポスプロでアニメーション作業のプロセスも多いので、彼がアニメ映画で豊富な経験を積んでいることが好ましかった。こうして完璧な脚本と完璧な監督が揃ったら、あとは映画が完成するまで仕事をし続けるだけだ(笑)」とプラット。
一方、『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』などを手掛けてきたマッケイ監督は、「このような作品でリアリズムを追求してみんなを同じ方向に向かせて進めていくことはチャレンジングなこと」と語る。「アイスランドのロケでは氷河の上でクレーンを使って人を運ぶなど大変なことがたくさんあった。真夏のジョージアの発電所での撮影はすごく暑くてみんなグッタリしていた」と話しながら、「この作品のキャストとスタッフは困難なことでも何でも挑戦してくれて、とても感謝している」とキャストやスタッフたちをねぎらった。
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クリスもまた、エグゼクティブプロデューサーとしての初仕事で「改めて感謝の念が湧いた」と言う。「映画の製作は結婚式の準備に似ているとも思った。すべてのことを誰かが決めないと前に進めない。文字のフォントをどうするか、どのペーパーを使うか、テーブルクロスの色、座席表を決めていくみたいに」と絶妙な例えで表現。「キャスティングにも初めて参加したし、ストーリーの内容などクリエイティブに関する意見もフィードバックした。とても素晴らしい経験で、この体験が今後の作品作りにつながっていくと良いと思っている」と語り、手応えを得た様子だ。
本作は、現代を生きていたプラット演じるダンが未来に行き、地球の運命を救うための闘いに身を投じる。“もし、タイムスリップできるとしたら?”との質問に、プラットは、「祖父に会いに行ってみたい。一度も会ったことがないんだ。父方の祖父に実際に会って、どんな話し方をして、歩き方をしたのかをこの目で確かめてみたい。あと若い頃の父親にも会ってみたいな」と回答。
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また、自身が演じた父親ダンというキャラクターについて、「多くの人はダンと同じ気持ちなのではないかと思う」と明かし、「多くの人がダンに共感できる部分として、才能を持っていながらもそれを発揮する機会がなく周囲にも気がついてもらえずに、本当にやりたいことができていないと感じているところがあると思う。特に2021年の今だからこそ、多くの人が共感できるのではないか」と吐露。
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さらに日本のファンに向け、「次回作では日本に行って直接伝えられるといいな」とコメント。「この映画はみんなのため、そして全世界のために作った」と言い、「共通の敵と戦うために世界が一丸となって立ち向かう物語だ。より良い世界が先にあると信じて、科学や知識人の力と人々の努力をもって困難を乗り越えていく。現実でもパンデミックが収束したら、より良い世界になっていることを望んでいる」と力を込める。
そしてマッケイ監督も、「日本に直接行けなくて残念」「ずっと行きたいと思っていた場所」と明かし、「黒澤明監督と鈴木清順監督の作品が大好きで、とても尊敬している。二人の作風はかなり違うけれどね。日本に行って映画好きの人々に会うのは私にとっての夢で、いつか実現させたい」と“未来”への希望を語ってくれた。
『トゥモロー・ウォー』は7月2日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信予定。