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ギリシャ生まれの少女、ダフニが演じるのは、本作の主人公で寡黙な仕立て屋のニコスの隣の家に住む女の子・ヴィクトリア。ニコスの唯一の小さな友人であるヴィクトリアは、ニコスと家の間に糸を繋ぎ、手紙交換をしている。

これまで紳士服一筋だったニコスが、「ウェディングドレスは作れる?」と、思いがけないオファーを受けることになる本作だが、ニコスは手芸の上手なヴィクトリアの母オルガにその手伝いを頼み、オルガとヴィクトリアも仲間入りし、3人だけのオーダーメイドドレス作りが始まる。
本作は、そんなダフニの演技経験ゼロとは思えない喜怒哀楽の表現に目を奪われ、時折見せる小悪魔な笑顔に魅了されること間違いなし。

本作の監督ソニア・リザ・ケンターマンは、ダフニについて「まさに本作のヴィクトリアそのもの。ナイフのように切れ味が良く、知的で、ちょっぴりワイルド。好奇心旺盛でどんなことにも興味を持ちます」とコメント。

撮影については「まず私は本作の背景とストーリーの要点だけをダフニに事前に伝え、一緒にヴィクトリアのキャラクターを作りながら、後はその場その場でどのように演じるか、一緒に決めていったのです」と共同作業を行ったそう。また「ダフニはとてもクリエイティブで絵が上手です。自分が登場するシーンを全て漫画のようなスタイルでスケッチして、演技やセリフを覚えていました」と独自の手法で撮影に挑んでいたという。
『テーラー 人生の仕立て屋』は9月3日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。