「余命10年」が藤井道人監督で映画化! 脚本は岡田惠和と渡邉真子が担当
小坂流加さんによるベストセラー恋愛小説「余命10年」が、『新聞記者』の藤井道人監督により映画化されることが決定した。
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数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし、地元の同窓会で和人と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく…。
2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNSで反響が広がり、また第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がり、現在50万部を突破している同小説。文庫化と同時に、著者が本作の主人公同様に難病を抱えていたこと、そして病状が悪化し、文庫版発行直前にすでに逝去していたことが明らかになり、ファンや書店員から悲しみの声が大きくあがった。
そんな話題作を映画化するのは、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む6部門を受賞した『新聞記者』や、綾野剛主演『ヤクザと家族 The Family』を手掛けた藤井監督。本作については「僕は、この作品を直感的に映画として残したいと強く思いました。当たり前が当たり前ではなくなったこの世の中で、小坂さんが残してくれた『余命10年』という作品が、皆さまの明日を生きる糧となるように、信頼するキャスト・スタッフと約一年に渡り四季を撮り続け、この映画に向き合って来ました。公開を楽しみに待っていていただけると幸いです」とコメントしている。
また脚本は、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』、「姉ちゃんの恋人」、「にじいろカルテ」、連続テレビ小説「ひよっこ」など数々の作品を担当した岡田惠和と、渡邉真子が手掛ける。
なお、映画公開に先立ち、原作をベースとしたコミック版が「LINEマンガ」にて今夏、配信されることも決定した。
『余命10年』は2022年公開予定。
《シネマカフェ編集部》
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