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M.ナイト・シャマラン、コロナとハリケーンで「撮影準備はまさに悪夢」『オールド』特別映像

M.ナイト・シャマラン監督が最新作『オールド』撮影時の貴重なエピソードを語る特別映像が解禁。

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『オールド』M.ナイト・シャマラン監督(C) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
『オールド』M.ナイト・シャマラン監督(C) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved. 全 7 枚
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M.ナイト・シャマラン監督がガエル・ガルシア・ベルナルら多彩なキャストを迎えた最新作『オールド』が、ついに公開。この度、シャマラン監督をはじめとした、製作スタッフ陣が撮影時の貴重なエピソードを語る特別映像が到着した。


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映像内で開口一番、「現場での撮影準備はまさに悪夢だった」とシャマラン監督が語る本作の撮影は、2020年新型コロナウイルスの世界的な流行によって、あらゆる主要都市がロックダウンされていた時期に行われた。

本作は、場面設定はほとんど1か所のみだったため、その撮影箇所を探すことが製作者にとって最重要タスクとなった。撮影の準備として、まずは主な舞台となる美しいプライベートビーチ、そして2つ目はホテルのロケ地探しから始まり、間もなくカリブ海に目を付け、中でもドミニカ共和国が検討されることに。シャマラン監督と主なスタッフたちは3か所を候補として挙げ、最終的に息を飲むほどの美しい景観だけでなく、本作の世界観に必須となる適度な孤立感を持つサンタ・バーバラ・デ・サマナのマジェスティック・ビーチを主な撮影場所に決めた。

このドミニカ共和国での撮影は、シャマラン監督において、初の試みである米国外での撮影となり、過去に『ヴィジット』(15)、『スプリット』(17)、『ミスター・ガラス』(19)といった近年のシャマラン監督作品で何度もタッグを組んできた製作のマーク・ビエンストックも「撮影は苦労の連続だった」と語るように、コロナ禍というだけでなく、撮影地がドミニカ共和国という小さな国での撮影ということで必要な備品や人材を全て準備して現地入りしたこともあり、撮影は過酷だったようだ。

美術監督のネイマン・マーシャルは、「崖に周囲を囲まれ周囲と遮断されたビーチという発想は面白い仕掛けだ。視覚的にも物語的にもね」とロケ地として選ばれたサマナのビーチの魅力について語る。しかし、ようやくロケ地が決まったものの、撮影期間は運悪くハリケーンのシーズンと重なってしまったという。「文字どおり世界中を探し回ったよ、私の頭の中にあるようなビーチをね。結局カリブ海で撮ることになったが、コロナもハリケーンも保険に入れなかった。そして崖を作ったところで、ハリケーンに襲われた。リスクの多い撮影だった」と当時起こったハリケーンによる壮絶なアクシデントについてシャマラン監督は語る。


しかし、そんな中「限られた時間で撮るからミスはできない。1日だって延期できない中、本作を撮り切れたことを誇りに思うよ」と語り、数々のアクシデントや制約を乗り越えて完成した本作に自信を覗かせている。本作は、コロナ禍の真最中に撮影されたことで、意図せず隔絶を強いられた世界の現状ともシンクロする内容になっている。

『オールド』は全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

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