四大公害病のひとつ“水俣病”の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスによる写真集を原案とした映画『MINAMATA―ミナマタ―』。この度、『パイレーツ・オブ・カリビアン』以来13年ぶりの共演となったジョニー・デップとビル・ナイが登場する本編映像と新場面写真が公開された。
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今回到着した映像は、ジョニー扮する写真家ユージン・スミスが、「LIFE」誌に突撃するシーンだ。
水俣病のことを知り、重大さに気づき、「LIFE」編集長ロバート・ヘイズ(ビル・ナイ)に、“特集記事を”と迫るユージン。水俣での撮影を要求するが、「私が許すと?」と、ロバートは慎重な姿勢を変えようとはしない…。
また場面写真では、水俣の写真を広げて思い悩むロバートと、彼の機嫌を取るように肩を揉むユージン、何やら真剣な表情で話し込んでいる2人の共演シーンが切り取られている。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは、海賊ジャック・スパロウとイカ足のような髭で覆われている幽霊船の船長デイヴィ・ジョーンズとして共演している2人。昨年のベルリン国際映画祭の記者会見でビルは「ジョニーとは以前に、イカの役で仕事をしたことがありました」と語り、ジョニーも「素晴らしいイカだった」というユニークな掛け合いが披露されていた。本作では、長年切磋琢磨してきた編集長と破天荒な写真家を演じ、これまでに培ってきた絆が感じられる、熱い掛け合いの演技を見せつけている。仲違いしても、志すジャーナリズムは同じ。最強バディに胸が熱くなること間違いなしだ。
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『MINAMATA―ミナマタ―』は9月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。