米大統領選の激戦州となる、田舎の町長選挙で大波乱が巻き起こるドタバタコメディ『スイング・ステート』が現在公開中。この度、監督・脚本を務めたジョン・スチュワートのインタビュー映像とメイキング写真が解禁となった。
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ジョン・スチュワートは16年間にわたりアメリカのコメディ専門チャンネルの番組「ザ・デイリー・ショー」の司会・脚本・プロデュースを務め、アカデミー賞でも2度司会を担当、アメリカ文化における政治風刺の定義を変えたと言われ、大人気のコメディアンとしても活躍している。
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彼は本作で描きたかったのは「限定的にならずにこの瞬間を風刺する方法」と話す。スティーヴ・カレルとローズ・バーンが小さな町で繰り広げる民主党VS共和党の選挙戦については「バットマンとスーパーマンの戦いみたいなもんさ。彼らは町をメチャクチャに破壊するが、自分たちの戦いが終わると町を去っていく。残された人たちが町を再建するしかないんだ」と、分かりやすく例えた。
スティーヴについて「主役を任せられるのはスティーヴだけだった」と全幅の信頼を寄せているようで、「彼を念頭に(脚本)を書いたから引き受けてくれてよかった」と明かした。ローズに関しても、撮影時のエピソードをふり返り「毎回一発で決めてくれ、見事なアドリブも加えてくる。大女優なんだと再認識したよ」と微笑む。
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政治風刺のスペシャリスト・ジョン・スチュワートが描く抱腹絶倒の選挙エンターテインメントは、いまこそ観てほしい1本。彼が語る現在の選挙というシステム自体が持つ問題点は、決して他人事ではないということが伝わってくるインタビュー映像となっている。
また、スティーヴやローズ、町長候補役クリス・クーパーへ演出する様子を切り取ったメイキング写真も解禁されている。
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『スイング・ステート』はTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。