映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』バーチャルイベントが9月27日(月)、都内にて行われ、主演のダニエル・クレイグらがオンラインで登壇した。ロンドンより中継で日本ファンからの熱い質問に答えたダニエルらは、最後「ありがとうございます!」と日本語で挨拶した後「3、2、1」の掛け声で律儀にお辞儀もしてみせ、日本ファンを熱狂させていた。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は『007』シリーズ25作目。ダニエルが最後のジェームズ・ボンドを演じることで話題の本作。ボンドは00エージェントを退き、ジャマイカで静かに暮らしていたが、CIAの旧友フィリックスが助けを求めてきたことで、平穏な生活は突如終わってしまう。
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イベントには「日本芸能界における熱烈な007ファン」代表として、片岡愛之助、前田敦子も登場。直にキャスト勢に質問できるという、うれしいチャンスへの昂ぶりが抑えきれない片岡さんは、「ドキドキですよ! まさか、お話できるなんて思ってもいませんでしたし、何が何でも今日来たい!と。舞台のお稽古の最中ですが、早く終わらせてきました(笑)」と告白し、報道陣を笑わせていた。
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いざ質問する段になると、片岡さんは歌舞伎でも同じ役を務めることがよくあると前置きした上で「15年間ボンドを務めて、ダニエル・ボンドを自身でどう消化しましたか?」と俳優ならではの質問をぶつけた。ダニエルは、「最初の『カジノ・ロワイヤル』(原作の第1作目)でボンドになったところから始められた。自分の考えや感情を入れこむことができました。複雑なキャラクターだからこそ面白いし、16年かけてやっとジェームズ・ボンドは誰かわかった気がします」と真摯に答える。
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前田さんはというと、ダニエルに「ラストのボンドとはすごく寂しいです。本当にラストですか?」と念押しの質問。ダニエルは笑った後に「本当に最後です。十分やり切った気がしていますし、私は前進して次のことに挑戦していく。もちろん寂しさはありますが、また次のボンドに託すという意味で、続いていくと思います」とボンドシリーズが続いていくことにも愛情を向ける。前田さんは「ダニエルさんのボンドが大好きです!」とラブコールを送っていた。
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また、本作で最強のヴィランとしてボンドの前にたちふさがるのが、ラミ・マレック演じるリューツィファー・サフィン。役を離れたところではダニエルと大の仲良しになったそうで、「ある日アイデアを出し合って話し合ったシーンが、思っていた以上の最高のシーンになったんです。うれしさのあまり(ダニエルに)思わず抱き着いて、ハグして、ちょっと勢いで唇がすべりキスもしちゃった(笑)」と撮影時のエピソードを明かしていた。
イベントにはボンド・ガールとして2作連続出演を飾ったレア・セドゥ、キャリー・ジョージ・フクナガ監督も中継で出席した。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)より全国にて公開。