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薄められた消毒液…取材で突き止めた驚愕の真実『コレクティブ 国家の嘘』本編映像解禁

国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追ったルーマニアのドキュメンタリー映画『コレクティブ 国家の嘘』より、本編映像が解禁された。

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『コレクティブ 国家の嘘』 (C) Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019
『コレクティブ 国家の嘘』 (C) Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019 全 5 枚
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国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追ったルーマニアのドキュメンタリー映画『コレクティブ 国家の嘘』より、本編映像が解禁された。


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この度解禁された本編映像は、地元のスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長カタリン・トロンタンと記者達が、製薬会社が病院に薄めた消毒液を納めているという驚愕の事実を確認し合うシーンだ。その事実を複数の情報源から突き止めた記者は「細菌じゃなく人を殺してる」と語り、殺人には加担できないとその製薬会社を辞めた情報源もいると話す。そして「多くの読者はこう思うでしょう、“ラボで消毒液の分析を”と」と、事実解明への次なる一手を提案。このシーンの後、彼らはこの製薬会社が作った消毒液を分析し、そのスクープ報道により事件は新たな局面を迎えることになる。

アレクサンダー・ナナウ監督は、以前から忖度なき調査報道に定評のあったガゼタ・スポルトゥリロルの調査チームが火災についていち早く取材に乗り出したことを知り、密着をオファー。しかし、取材で得た情報や告発者、そして自分達の身の安全を守るという理由で当初は断られたという。それでも彼らから信頼を勝ち得た監督は、ほぼひとりで彼らに密着。

当初は火災の犠牲者や家族の心境を理解したいと彼らに寄り添う立場で撮影をしていたものの、「同じ状況が自分の人生を襲うかもしれないと考え、もっと理解し、深く掘り下げ、手を伸ばし、隠された向こうにあるものを撮影したいと思うようになりました。事件の公式見解を疑うごく少数の人たちの声に耳を傾けていくことは、自然な決断でした。そこで火災の直後から、事件における当局の役割を調査し始めた、ガゼタ・スポルトゥリロル紙の記者たちからなる調査チームのオフィスは、私が理解したいストーリーの撮影をするには最適な場所だったのです」と、密着した理由を語っている。

『コレクティブ 国家の嘘』は10月2(土)よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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