イギリスの新進気鋭のCGアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」初の劇場長編アニメーション作品となる『ロン 僕のポンコツ・ボット』。ロボット型デバイスのロン、友達のいない少年バーニーが紡ぐ物語について、監督の1人であるサラ・スミスが語った。
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ロックスミス・アニメーションの劇場長編アニメーションの第1作目となる本作は、出会うはずのなかった1人と1体が“本当の友情”を探すハートウォーミング・アドベンチャー。
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ロックスミス・アニメーションの創設者でもあり、本作の監督・脚本・製作総指揮のサラ・スミスは、「どの親とも同じように、私も自分の子どもが『今日は誰とも遊べなかった』と言って帰ってきたときの、あのひどい瞬間を経験しました。胸が張り裂けそうになります。でも今、子どもたちはソーシャルメディアのプレッシャーにもさらされていて、さらに大変なことになっています」と自信が体験したエピソードを明かす。
「私たちが作りたかったのは、ソーシャルメディア時代の子どもたちの友情と、子どもたちの誰もが抱く、自分以外の人はなんでもうまくやってのけるという普遍的な感情についての映画。その感情を私たちほとんどの人が持って生きています」と強い信念の元、制作に取り組んだことを語る。
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「私はいつも、親としてアイデアに個人的なつながりを持ちたいと思っています。すべての映画は、私から自分の子どもへ、そして他の親も各自の子どもに向けた、瓶に入れた手紙であってほしい。ある意味、ロンが生まれた背景には、私の娘が友達のいないことを心配していた頃のある夜、ベッドに座って『大丈夫。友達は見つかる。今はまだ友達がいないからといって、ずっとそうってわけじゃない』と言いたかったことがあります」とふり返る監督。
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「そして、それこそが、ロンの感情を突き動かすものなのです。子どもが成長する中で、痛みや苦しみをずっと味わないように、子どもに理解してもらいたいこと」と、子を持つ親ならではの思いやりが込められた本作が、観客に、特に子どもたちへ伝わることを願った。
『ロン 僕のポンコツ・ボット』は全国にて公開中。